前号のメルマガで、食品ロス問題ジャーナリストの井出留美さんのご著書『あるものでまかなう生活』を紹介させて頂きましたが、このことを井出さんにお礼を兼ねてご報告したところ、井出さんのニュースレター… 続きを読む
【ほんのさわり277】井出留美『あるものでまかなう生活』
−井出留美『あるものでまかなう生活』(2020.10、日経BP)−
https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/032900009/052600050/
著者は食品ロス問題ジャーナリスト。青年海外協力隊(フィリピン食品加工)、外資系食品会社の広報室長等を経て、東日本大震災時の支援活動をきっかけに、世界の食品ロス削減を目指す(株)0ffice3.11を設立。
「食品ロス削減推進法」成立にも協力し、2018年には第2回食生活ジャーナリスト大賞(食文化部門)、2020年度には食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞を受賞されています。
著者のいう「あるもの」とは、これまでは捨てていた食べものや眠らせていたモノだけではなく、私たち一人ひとりの資質や自分の回りにある自然環境も含むとのこと。そして「あるものでまかなう」暮らしは、楽しく、心が健康でいられるそうです。捨てるくらいなら最初から作らなければ、働く時間も資源もコストも無駄にならず、働き方改革につながるとも。… 続きを読む
【ブログ】エシカルフード-進む世界と遅れる日本(霞が関ばたけ195)
2023年10月も後半。朝夕は秋らしく肌寒い日も増えてきましたが、日中は夏日になることもも。
自宅近くに一画を借りている市民農園では、ナスはまだまだ穫れています。白菜など冬野菜は順調に生育、福島・いわきで頂いてきたコットンも大豊作です。
10月21日(土)の朝は東京・丸の内へ。
日差しが眩しいほどの秋晴れ。9時前という早い時間ながら、大手門の前には多くの外国人観光客の姿。
この日9時から … 続きを読む
【オーシャン・カレント277】食品ロス削減月間
1989年10月1日施行された食品ロス削減推進法において、毎年10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」と定められています。これを受けて、消費者庁、農林水産省、環境省は連携して、食品ロスの削減に向けた集中的な普及・啓発に取り組んでいます。
具体的には、アンバサダーを起用した啓発ポスターの作成と配布、食品ロス削減全国大会の開催(10月30日(月)、金沢市)、コンビニエンスストアでの「てまえどり」の呼びかけ、食品ロス削減推進表彰受賞者の表彰、商慣習の見直しやフードバンク等への食品提供に取り組む食品事業者や、消費者啓発に取り組む事業者・地方自治体の募集等に取り組んでいます。
また、「めざせ!食品ロス・ゼロ」川柳コンテストの募集も行われています。ちなみに昨年の受賞作は「日本から世界に広がれ『もったいない』」。(私も応募しました!)
このように行政は様々な普及・啓発に取り組んでいますが、実際に食品ロスが削減できるかどうかは、一人ひとりの意識と行動にかかっていることは言うまでもありません。… 続きを読む
【豆知識277】食品ロス量の推移(事業系と家庭系)
日本の食品ロス(本来食べられるのに捨てられている食品)の量は、2021年の推計値で年間523万トン。これは毎日、大型(10トン)トラックで約1,433台分、一人当たりにすると毎日おにぎり1個分(114グラム)の食べものを捨てている計算になります。
また、日本の年間ロス量は、国連世界食糧計画(WFP)による世界の食料支援量の約1.2倍に相当します。
そのような大量の食品ロスは、どのような段階や理由で発生しているのでしょうか。リンク先のグラフをご覧ください。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2023/10/277_loss.pdf
右端の棒グラフが最新(2021年)の推計値です。… 続きを読む
【メルマガ】F.M.Letter No.277-pray for peace.
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.277◇
2023年10月15日(日)[和暦 長月朔日]… 続きを読む
【ブログ】5年ぶりの西原まつり(山梨・上野原市)
2023年10月8日(日)は曇り空、西から崩れてくるとの予報が心配です。
JR中央線上野原駅に到着したのは、8時26分。
少し時間があったので駅南の桂川沿いを散策。鶴島の渡し場跡。与謝野鉄幹・晶子ゆかりの地でもあるとのこと。
8時50分発の富士急バスは、ほぼ満席です。車窓には次第に緑が濃くなってきます。
1時間弱乗車し、下城河原バス停で下車。… 続きを読む
【ほんのさわり276】梅原 彰 『農業は生き方です』
−梅原 彰 編著『農業は生き方です−ちば発 楽農主義宣言』(2017.2、さざなみ会)−
http://www.shinjuku-shobo.co.jp/new5-15/html/mybooks/466_agri.html… 続きを読む
【オーシャン・カレント276】鈴木 亨さん(東京・八王子市)
【豆知識276】規模別にみた農産物の出荷先
日本農業の最大の強みは、故・山下惣一さんによると「消費者が近くにいること」とのこと。その通りだと思います。
生産者からみて消費者と連携するための一つの方法が、生産物の消費者への直接販売です。リンク先の棒グラフは、売上1位の農産物について、その出荷先別の経営体の割合を示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2023/09/276_chokuhan.pdf
左端の棒グラフが全体(平均)です。
2020年における売上1位の農産物の出荷先は、農協が64.3%と最も多く、消費者への直接販売は9.0%に留まっています。… 続きを読む
【メルマガ】F.M.Letter No.276-pray for peace.
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.276◇
2023年9月29日(金)[和暦 葉月十五日]… 続きを読む
【ブログ】ふるさとラボ大賀の稲刈り(新潟・上越)
友人に誘って頂き、ここ10年ほど、「ふるさとラボ大賀」のメンバーとして新潟・上越市大賀地区に通わせて頂いています。
2023年9月30日(土)は、稲刈りの日。
いつも通り朝7時、たかった馬場駅前を友人の車に分乗して2台6名で出発。関越道は渋滞もなく、8時半過ぎに上里インターで朝食。しっかりと舞茸うどんを食べてしまいました。この辺りは小麦の産地です。
ところが群馬県に入ると、ものすごい雨に。
幸い関越トンネルを抜けると雨は上がり、時折り日も射してきます。ほっ。… 続きを読む