
生産者はじめ敬愛する方々のご著書として、以下を紹介させて頂きました(敬称略)。
山下惣一『百姓の遺言』【275】、菅野芳秀『七転八倒百姓記』【258】… 続きを読む
-より豊かな未来の食のために-
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.282◇
2023年12月27日(水)[和暦 霜月十五日]… 続きを読む
2023年12月16日(土)は歳の瀬とは思えない陽気。東京の最高気温は21℃にまで上がったそうです。
娘夫妻が新居を構えた東京・自由が丘へ。
和食のお店で昼食、美味。13時前にお店を出る時も行列ができていました。
その日の夜は、同じ自由が丘で奥沢ブッククラブに参加。望年会を兼ねて、数か月ぶりのリアル開催です。
今回の課題本は伊丹十三『女たちよ!』。食べものネタも多く楽しく読めました。… 続きを読む
【ポイント】
市場メカニズムが発揮されるためには、その前提として道徳、共感が必要。
−高島善哉『アダム・スミス』(岩波新書、1968.8)−
https://www.iwanami.co.jp/book/b267091.html
アダム・スミス研究の第一人者とされた著者(1904〜1990)が、1960年代に著した入門書です。記述の時代背景等に古さは感じるものの、いま読んでも多くの示唆に富んでおり、現に増刷が続けられているようです。… 続きを読む
【ポイント】
アダム・スミスは、このよく知られた言葉を一度も使ってはいません。
「豆知識」欄では、価格と量は市場メカニズムによって決定され、その均衡点において社会的余剰は最大となることを説明しました。
しかし、実は生産者も消費者も、社会的余剰が最大になることを目指して行動している訳ではありません。企業も消費者も、自分自身の「利益」を最大にするという「利己心」に基づいて自由に行動するだけで、「見えざる手」によって社会全体の利益が最大になるのです。 … 続きを読む
【ポイント】
水田農業の有する多面的機能等に対する消費者の理解が深まれば、米の価格上昇と生産量の増加が同時に実現。
市場メカニズムとは、価格と生産量は需要と供給のバランスが取れたところ(均衡点)で自然に決定されるというものです。
リンク先の図281【1】は、現在の米市場です(あくまで単純化した概念図です)。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2023/12/281_DS.pdf… 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.281◇
2023年12月13日(水)[和暦 霜月朔日]… 続きを読む
2023年12月12日(火)。未明の雨は上がり午後には青空も。ようやく隣家の銀杏は真っ黄色になったと思うと、どんどん葉を落としていきます。
夕刻には再び雲が広がり、雨がぽつぽつと落ちる中を埼玉・西所沢へ。
「農あるまちづくり講座 in 所沢」の第3回、本年最後の講座です。主催者代表の蔦谷栄一先生(都市農業研究会、… 続きを読む
2023年12月4日(月)は自宅近くに一画を借りている市民農園へ。
多くの収穫をもたらしてくれたナスをようやく片づけ。根っこが太くて長いことに驚きました。
菌ちゃん畑のキャベツ等は順調。水をやると表面張力で球になります。
初めてリトマス試験紙でphを測ってみました。しばらく石灰も播いていなかったので酸性に傾いているかと思ったのですが、ほぼ中性でした。
写真は12月8日(金)時点の日比谷公園(東京・千代田区)。多くの方がカメラを向けていましたが、やはり例年に比べると鮮やかさは今イチかも。… 続きを読む
【ポイント】福島の17人の方々が、これまでの12年間と〈いま〉について、様々な思いを綴った「手紙」集です。
−関 礼子編『福島からの手紙 十二年後の原発災害』(新泉社 、2023/8)−… 続きを読む
【ポイント】
仁井田本家の「おだやか・雄町」は、南相馬市小高区の酒米を使うことで、福島と日本の田んぼを守っています。
福島・郡山市で300年以上続く酒蔵・仁井田本家(にいだほんけ)は、自らの使命を「日本の田んぼを守る酒蔵になる」としています。
酒米の全量は自社田及び契約栽培農場で生産した自然栽培米で、水も100%が天然水とのこと。農業生産法人も設立し有機JASの認定も取得しています。蔵には直売所やギャラリーが併設されており、感謝祭や「田んぼのがっこう」など様々なイベントも開催しています。… 続きを読む
【ポイント】
著者の思い出に残っている「ごはん」は、東京大空襲の翌日に食べたサツマイモの天ぷらなど、苦くてしょっぱいものばかりとのこと。
−向田邦子『父の詫び状』(2006.2、文春文庫)−
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167277215
1924年東京に生まれ、放送作家として大活躍中の1956年に台湾での航空機事故で急逝した著者の、最初のエッセイ集です。 … 続きを読む