【ほんのさわり】大和田順子「アグリ・コミュニティビジネス」


−大和田順子「アグリ・コミュニティビジネス」(2011.2,学芸出版社)−

著者は東京のお生まれ。百貨店、化粧品会社、シンクタンク勤務等を経て2007年から(一社)ロハス・ビジネス・アライアンス共同代表。日本にはじめて LOHAS(ロハス)を紹介された方としても著名です。

その大和田さんの最近の関心事項の1つが「豊かで幸せな地域づくり」。
本書で大和田さんは、経済成長の結果、便利で豊かになったはずの日本が「気がついてみたら生活や社会の基盤である食や農が危うく、砂上の楼閣のような状態に陥っていた」とし、「こうした“危機”を脱するためには“農” … 続きを読む

【F.M.Letter No.107】

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酒部(西日暮里)、浅草漫才(千葉・鎌ヶ谷)、なみへい(神田)

 今年も東京・日比谷公園の紅(黄)葉が見頃となりました。首賭け銀杏の樹下は金色のじゅうたん。
 もっとも紅葉の鮮やかさは、例年に比べて見劣るような気がします。
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 2016年11月22日(火)19時からフロマエカフェ(東京・西日暮里の「縁農」カフェ)で開催されたのは、「西日暮里で私のオススメの日本酒はコレだと酒(さけぶ)」と題するイベント。… 続きを読む

福島県沿岸の有機農業生産者を訪ねる旅(後編)

 2016年11月6日(日)。
 CSまちデザイン主催「福島県沿岸の有機農業生産者を訪ねる旅」の2日目です。
 朝6時過ぎに誰かがカーテンを開けてくれてようやく目が覚めました。快晴です。展望風呂からは松川浦の眺望も最高。
 7時過ぎからの朝食のご飯(お米)は、今日伺う根本洸一さん(南相馬市・小高区)が提供して下さったとのこと。… 続きを読む

【ほんのさわり】西加奈子「まく子」

西加奈子『まく子』(2016.2、福音館)

今回は食べものや農業とは直接関係なく、思春期に入りかけた少年を主人公とした小説を紹介します、

サトシ(小学5年生)は、「得体の知れない何かに変身してゆく化け物みたい」な同級生の女子を目の当たりにし、自分は大人になりたくないと切望しながら体がどんどん変化していることを嫌悪しています。
 そのサトシの前に、石や砂をまくのが大好きな転校生・コズエが現れます。実は宇宙人というトンデモ設定。コズエは砂をまく理由を「全部落ちるから楽しい。永遠に続かないから素敵なんだ」と言います。

ひなびた温泉町を舞台に祭りや放火事件といったエピソードを経て、コズエとオ力アサンが光の塊のUFOに乗って宇宙に帰るクライマックスシーン。… 続きを読む

【F.M.Letter No.106】

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