酒部(西日暮里)、浅草漫才(千葉・鎌ヶ谷)、なみへい(神田)

 今年も東京・日比谷公園の紅(黄)葉が見頃となりました。首賭け銀杏の樹下は金色のじゅうたん。
 もっとも紅葉の鮮やかさは、例年に比べて見劣るような気がします。
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 2016年11月22日(火)19時からフロマエカフェ(東京・西日暮里の「縁農」カフェ)で開催されたのは、「西日暮里で私のオススメの日本酒はコレだと酒(さけぶ)」と題するイベント。
 日本酒好きの方達が月1回、好みのお酒を持ち寄って楽しもうという会で、9月にここで開催された寺田本家のイベントに参加した際に、偶然、隣り合った方から誘われていたのです。
 この日の参加者はフロマエカフェの共同経営者・富山さんを含めて12名、12種類のお酒が並びました。
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 テーブルには、この日も女性スタッフの方による心づくしの料理が並んでいます。
 大皿に並べられた野菜は、色鮮やかなあやめ雪などカブ数種類、ニンジ ンは生と茹での4種類、紅応大根やケールなど。酒粕と味噌をベースにしたソースに付けて頂きます。
 黒豆のテンペには間引き大根の葉が添えられています。鮭の皮の揚げ物はパリパリと香ばしく美味!
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 そして日本酒。持って来られた方が、順次、1本目ずつ栓を抜いていきます。
 1本目は、ゆきつばき・純米吟醸原酒(新潟・加茂市、雪椿酒造)。無濾過、絹ごしおりがらみの限定生産のもの。
 続くラインナップは、山和(やまわ)特別純米(宮城・加美町、山和酒造)、白岳仙・純米吟醸(福井市、安本酒造)、秋櫻(こすもす、広島・安芸津町、今田酒造)、大那 ・夏越し純吟(栃木・大田原市、菊の里酒造)、冨玲・特別純米(鳥取・北栄町、梅津酒造)、不老泉・山廃純米吟醸 (滋賀・高島市上原酒造)。
 石川・白山市鶴来の銘酒、菊姫・特別純米も(なつかしい!)。
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 ご一緒させて頂いた先日のイモいも掘り体験会の後に立ち寄った木内酒造(茨城・那珂市)の菊盛・純米吟造りを提供して下さった方も。
 武重本家酒造(長野・佐久市)の十二六・甘酸泡楽(濁り酒)はあっさりしていますが、睡龍・生酛 どぶ(奈良・宇陀市、久保本家)の生原酒は濃厚です。
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 私からは、今年1月に見学させて頂いた「日本の田んぼを守る酒蔵」仁井田本家(福島・郡山市)の純米吟醸・穏(おだやか)を持参しました。
 この日のために南新宿のカタログハウスのお店で求めてきたものです。
 その間、本日のメイ食材である北海道・佐呂間産の牡蛎が運ばれてきました。シンプルに茹でたものなど。
 おおぶりな身はプリプリです。
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 その後も次々に日本酒は開けられていきました。メモを取っていたのもいつか忘れ、美味しいお酒を堪能。
 22時を回ってデザートが出る頃には、美味しい日本酒と、日本酒を愛する方たちの雰囲気ですっかりいい気持ちになっていました。残ったお酒は希望者が持ち帰り、フロマエ特製のケーキと湯河原の温州蜜相をお土産に購入し帰路へ(明日は休みだ!)。
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 翌23日(水)は(勤労感謝の日。風が冷たい曇り空の下、千葉・鎌ケ谷へ(初めて行きました)。
 市民会館のホールでで開催されたのは、「笑いの殿堂! きらり浅草漫才」(毎年、開催されているそうです)。 500人ほどで満員の会場は、おぼん・こぼん、ナイツなど豪華メンバーの芸に笑いっ放し。
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 私の目当てはおしどりさん。
 マコさんのアコーディオンとケンさんの針金ワークでこの日も熱演。原発事故後、一貫して東京電力の記者会見に参加し、HPやSNS等で分かりやすい情報発信等を続けて来られているお2人、ハードな日常のようですがお元気そうで一安心。
 地元名産の饅頭などを差し入れさせて頂きました。
 さて、翌24日(木)の終業後は、福島・南相馬市と東京・駒場で、原発被災者や避難者のサポートに献身的に取り組んでおられる番場さち子さん(ベテランママの会番來舎)をお誘いして、久しぶりに全国うまいもの交流サロン・なみへい(東京・神田)へ。
 「東京から地域おこし」をコンセプトとするこのお店、月替わりの特産コースは長野・上田市と宮城・大崎市です。
 店内にはNHK・真田丸のポスターも。壁には今までの特産コースのメニューがずらり。
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 前菜は、大崎市の栗野商店(1878年創業)の藻塩豆腐、手作り保存食のエキスパート・浦上和子さん作「大豆で酢」など。
 上田市からはオオサワ農園の有精卵を使った出汁巻き卵、大桂商店の大吟醸味噌を添えた色鮮やかな「うえだみどり大根」。
 お酒は、上田の日本酒の飲み比べセットから(我ながら、よく呑むね)。
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 「おしのぎ」に出して頂いたのは大崎市のブランド米「ささ結」のおむすび。浦上さんの味噌がトッピングされています。
 旬の魚・タラの揚げびたしには、みどりだいこんの大根おろしが乗せられています。
 肉料理は、信州太郎ポーク角煮(上田市・タローファーム)の白菜ロール、昆布のあんかけ。なかなか手の込んだ料理です。
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 メインの鍋料理は、大信州上田地どり「真田丸」の胸肉しゃぶしやぶ。
 真田丸(オオサワ農園)はシャモと白色プリマスロックが交配された品種。NHK大河ドラマよりも先に命名されたとのこと。
 1821年創業の大桂(だいけい)商店(上田市)の大吟醸味噌には「こうじいらず」という在来種の大豆や地元産コシヒカリが使用されているそうです。
 〆は雑炊にしてして頂きました。茨城・かすみがうら市産の富有柿がサービスでついてきました。
 お腹も大満足、心も温かくなりました。
 番場さんと川野真理子さん(なみへいオーナー)をお引き合わせできたことも喜びです。
 分野は異なるとはいえ、ご自身でリスクを取ってそれぞれの活動に取り組んでおられるお二人、意気投合されるところも多かったようです。
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 翌25日(金)の朝。自宅近くに一画を借りている市民農園。
 前日は11月として54年振りの初雪、史上初の積雪が観察された東京地方。都心は大したことはなかったのですが、ここは一面の雪景色になっていました。
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 トンネルは押しつぶされ、品評会への出展を目指している(?)品川カブ等も雪の下です。
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
 (プロバイダ側の都合で本年1月以降更新できなくなっていることから、現在、移行作業中です。)
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