【ほんのさわり】菅野正寿、原田直樹『農と土のある暮らしを次世代へ』

-菅野正寿、原田直樹『農と土のある暮らしを次世代へ』 (2018.7、コモンズ) -
 http://www.commonsonline.co.jp/books/books2018/201807no_to_tuchi_noaru_kurashi.html

編著者は、福島県有機農業ネットワークの前代表である二本松市東和地区の農家と、日本有機農業学会理事を務める新潟大学教授の2人。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】谷 咲月(さつき)さん

谷さんは静岡県の出身。東京で会社員をしていた2011年4月、目にした悲惨なニュースに大きな衝撃を受けました。原発事故により立入りが禁止された区域内で、置き去りにされた馬や牛が次々に餓死している様子が報じられていたのです。

何とか助けたいと思った谷さんは、情報を収集し発信する活動を始めたところ、現地の方から「助けに来て欲しい」という要請が来たのです。谷さんは、東京から福島・浜通りに足を運びました。
 一時立入りの許可を得て警戒区域内に入った谷さんは、馬やポニーは救出された一方、牛の多くは牛舎につながれたまま死亡するなか、自力で山に逃げて生き延びている牛がいることを知りました。

しかし、立入禁止区域内に十分な飼料を継続的に届けることは困難です。
 一方、区域内には多くの農地もあります。農家の方たちは、先祖代々守り抜いてきた田畑を自分の代で荒らしてしまうことに、大きな罪悪感を持っていました。… 続きを読む

【豆知識】福島・双葉郡の人口推移

間もなく東日本大震災から丸8年。この間、日本や被災地の人口はどのように推移しているでしょうか。
 リンク先の図115は、住民基本台帳に基づく人口の推移をみたものです(2010年3月=100)。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/03/116_jinkou.pdf

これによると、日本全体の人口(日本人)は2018年には1.5%減少しているなかで、東京都は4%増加しています。同じ大都市圏でも、愛知県は1.1%増にとどまり、大阪府は0.6%減少していることと比べても、東京都の人口増は顕著です。

一方、東日本大震災で大きく被災した3県についてみると、宮城県は1.6%減と、日本平均とほぼ同様の減少率となっていますが、岩手県は6.5%減、福島県は7.1%減と、大きく減少しています。… 続きを読む

第2回東雲会 @千葉大学(松戸)

2019年3月9日(土)は好天。花粉の飛散(悲惨)はピークに。
 久しぶりに千葉・松戸の千葉大学園芸学部へ。
 隣接する戸定邸(水戸藩最後の藩主・徳川昭武の別邸)公園入り口の見事な紅梅は、盛りを過ぎつつあります。

キャンパスでは、早くもサトザクラがほぼ満開です。
 2011年前の4月から1年間、ここの大学院に在籍していました。あれから8年です。… 続きを読む

コツコツ小咄まとめ(2019.2/25~3/1)

2019.2/25(月)
 春の本格化を感じた(ハックショイ!)週始めのコツコツ小咄。
「県民投票で示されたものを、どう思いますか」
「固くて重いものだと思います。意志(石)だけに」

撮影地:東京・東村山市(2019.2/23)… 続きを読む

【オーシャン・カレント】山田みきさん(笑むすび∞)

おむすびのケータリング事業等を行う「笑むすび∞」(わらいむすび、笑むすび合同会社)代表の山田みきさんは、福島・会津喜多方市の米農家のご出身。
 かつて地球一周を目指したこともある山田さん。現在はバックパックに「コメ」と「ユメ」を詰めた「ライスパッカー」として、おむすびを通して人と人、笑いと笑いをむすぶ活動を展開されています。

山田さんがおむすびのケータリング事業を始められたきっかけは、2011年3月の東日本大震災と原発事故でした。
 故郷・福島が元気を失ってしまったなか、「今の私にできることはなんだろう」と考え抜いた末、その答は日本人の食の基本「お米」にあることを発見。福島のお米が安心で美味しいことを、おむすびを作って伝える取組みを始められたのです。

山田さんのおむすびは、実家である農業法人(有)やまだズ。の特別栽培米のご飯に、東北各地の具材を細かく刻んで混ぜるというスタイル。… 続きを読む

【豆知識】おにぎりとサンドイッチへの支出額の比較


 食の外部化・簡便化が進むなか、家計における調理食品(いわゆる「中食」)への支出額も増加しています。
 リンク先の図115は、調理食品の内、おにぎりとサンドイッチのへの支出が苦を年階級別、地域別に図示したものです。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/02/115_onigiri.pdf

これによると、2人以上世帯における1ヶ月のおにぎり(赤飯等を含む。)への支出額は4,500円と、サンドイッチ(ホットドッグ等を含む。)への支出額(5,353円)に対して84%となっています(2018年)。

この状況を都市階級別にみると、おにぎり、サンドイッチへの支出額ともに大都市から小都市・町村に向けて減少していますが、両者の差は次第に縮小することが分かります。… 続きを読む