【ブログ】西伊豆満喫ツアー(農商工連携サポートセンター)

2020年9月26日(土)~27日(日)は、NPO農商工連携サポートセンター主催の「西伊豆満喫ツアー」へ。

 生憎の雨模様のなか9時半頃にJR東京駅に到着。
 19番線ホームの端に立食い蕎麦屋さんがあるとは知りませんでした。アルコール消毒して入ると、1席毎にビニールカーテンで仕切られています。肌寒かったこともあり、熱いタヌキ蕎麦は美味でした。… 続きを読む

【ほんのさわり】コロンバニ『三つ編み』

−レティシア・コロンバニ『三つ編み』(早川書房、2019/4/18)−
 https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014188/

作者はフランス・ボルドー生まれ。映画監督、女優、脚本家でもあるという多才な女性だそうです。

主人公は3人の女性。1人目はインドの不可触民であるスミタ。女性(妻)は男性(夫)の所有物とされ、人権どころか生命までも脅かされる状況のなか、夫と家を捨てて、幼い娘の手を引いて困難で長い旅に出ます。
 2人目はイタリアのジュリア。毛髪加工工場を営んでいた父が事故で急逝、工場が多額の負債を抱えていたことも判明し、工場と従業員、自宅を守るために立ち上がります。… 続きを読む

【豆知識】(改めて)フード・マイレージを考える意味

拙メルマガもお陰様で200号を超えたこともあり、改めてフード・マイレージについて紹介させて頂きます。
 フード・マイレージは、食料の輸送量(t)に輸送距離(km)を掛け合わせた数値(単位はt・km(トン・キロメートル))で、日本の輸入食料全体のフード・マイレージは約8.4千億 t・kmと、韓国・アメリカの3倍近くとなっています。
 また、輸入食料が日本の港に到着するまでに約17百万トンのCO2が排出されていると試算され、日本が輸入する食料の大量・長距離輸送は地球環境に相当の負荷を与えています。

地産地消は、新鮮で安心できる食材の入手、地域農業の活性化等の面で注目されていますが、さらに食料の輸送に伴うCO2を削減するという効果もあります。… 続きを読む

【ブログ】ワンヘルス、雨水利用、野菜のネット直販、目先の米需給など

去る2020年8月30日(日)の夕方、南から西にかけての空を見上げて驚きました。キノコ雲か、巨大UFOの襲来か(写真左)。
 実はかなとこ雲というそうで、積乱雲が成長したものとのこと。天候不順(気候変動?)が続く折、不気味な感じを禁じ得ませんでした。

写真右は9月8日(火)午前中の空。
 台風9、10号が九州の西を通過したとたん、猛暑が戻ってきました。

さて、引き続きイベントやセミナーはオンラインばかり。… 続きを読む

【ほんのさわり】ハラリ『サピエンス全史』

−ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史−文明の構造と人類の幸福−』(上下、河出書房新社、2016.9) −
 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309226712/

農業革命は、人類史上最大の詐欺であった。
 それ以前の狩猟採集民は、より刺激的で多様な時間を送り、バランスの取れた食生活を謳歌し、飢えや感染症のリスクも小さかった。ところが人類(ホモ・サピエンス)は農耕を始めたこと(農業革命)で、確かに食糧の生産量は増加したものの、人口爆発とエリート層の形成(身分格差の生成)につながったたけで、平均的な農耕民は、それまでの平均的な狩猟採集民よりも苦労して長時間働くようになったにもかかわらず、見返りに得られる食べ物は劣ってしまったのだ。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】母なる地球を守ろう研究所(福島・喜多方市)

−母なる地球を守ろう研究所(福島・喜多方市)−

 長谷川 浩さんは1960年岐阜県生まれ。
 農学博士で、国の研究機関で有機農業の研究等に24年間従事された後、2011年の原発事故を機に退職。福島・喜多方市山都(やまと)の中山間地に移住し、自ら有機農業や豚の放牧の実践に取り組んでおられる方。
 NPO福島県有機農業ネットワーク、同・縮小社会研究会の理事等を務められており、『食べものとエネルギーの自産自消』等のご著書もあります。… 続きを読む

【F.M.豆知識】人類史と農地面積

 45億年前に形成された地球という惑星上に人類の祖先が現れたのが250万年前、ホモ・サピエンスが出現したのは20万年前とされます(諸説あります)。
 そして、農耕が始まったのは1万年ほど前と、地球史、人類史のなかではごく最近のことです。
 リンク先の図200は、世界の農用地面積の超長期推移を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/09/200_landuse.pdf

 イギリス・オックスフォード大学の研究者等の共同作業により構築・運営されている長期データベース“Our … 続きを読む

【ブログ】小谷あゆみさんの「ニュー農マル」(霞ヶ関ばたけ)

例年とは様相の異なる2020年の夏も過ぎつつあります。
 自宅近くの市民農園では、夏野菜は終わりに近づく一方で、遅植えの大豆が花をつけています。もっともカメムシの姿も多く、また美味しい枝豆を頂けるかどうか。

 イネ科の雑草(オヒシバ、メヒシバ、カヤツリグサ等)は盛大に穂をつけ始めました。9月2日からは処暑の末候・禾乃登(こくものすなわちみのる)です。

2020年8月30日(日)の午前中は、久しぶりに霞ヶ関ばたけ続きを読む