−母なる地球を守ろう研究所(福島・喜多方市)−
長谷川 浩さんは1960年岐阜県生まれ。
農学博士で、国の研究機関で有機農業の研究等に24年間従事された後、2011年の原発事故を機に退職。福島・喜多方市山都(やまと)の中山間地に移住し、自ら有機農業や豚の放牧の実践に取り組んでおられる方。
NPO福島県有機農業ネットワーク、同・縮小社会研究会の理事等を務められており、『食べものとエネルギーの自産自消』等のご著書もあります。
その長谷川さんが2020年6月に立ち上げられたのが、「母なる地球を守ろう研究所」です。
同研究会のHPによると、2020年からの10年で人類の運命が決まるとのこと。20世紀の価値観と仕組みでは、新型コロナウイルスのような感染症にも脆弱で、地球も子ども達の未来も守れないとし、母なる地球を守る方法について一緒に考えようと呼びかけられています。
長谷川さんが目指す21世紀型文明とは、地球1個分の暮らしと社会を目指すもの。再ローカル化(顔の見える人に依存)、有機農業の普及等による循環的な生産と消費、地方分散、市民が主役といった内容です。
インターネットセミナー(「情報ひろば」欄参照)や販売事業も予定されています(長谷川さんの放牧豚の豚肉は絶品!です)。
注:最初の一般向けセミナーは9月15、22、29日に予定。
理論だけではなく実践にも根差した、地域からの地球的なスケールの活動の発展に期待したいと思います。
[参考]
母なる地球を守ろう研究所
https://www.motherearthresearchinstitute.org/
出所:
F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-
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https://www.mag2.com/m/0001579997.html
No.200、2020年9月2日(水)[和暦 文月十五日]
(過去の記事はこちらに掲載)
https://food-mileage.jp/category/pr/