【ブログ】渋沢平九郎の峠道

2021年4月20日(火)は快晴、今年初の夏日になるとも予報も。
 渋沢栄一を主人公とした大河ドラマが放映されていることもあり、久しぶりに顔振峠(かあぶり、こうぶり)峠を訪ねることに。

 西武池袋線・吾野(あがの)駅に着いたのは10時26分頃。ちなみにここから先は「西武秩父線」になります。
 秩父街道沿いの旧吾野宿続きを読む

【ほんのさわり No.215】ドキュメンタリ映画『いただきます2 −ここは、発酵の楽園』

公式ホームページより(https://itadakimasu2.jp/)

−ドキュメンタリ映画『いただきます2 −ここは、発酵の楽園』-
 https://itadakimasu2.jp/

この映画の製作(プロデューサー、監督、撮影、編集、デザインなど)を全て一人で担っているのが、オオタヴィンさん(愛知出身、東京・高尾在住の日本人の方です)。… 続きを読む

【オーシャン・カレント No.215】輸入小麦の政府売渡価格の改定(値上げ)

(農林水産省HPより)

米と並ぶ主要食糧である小麦は、需要量の9割を輸入に依存しているため、政府が自ら計画的に輸入すること(国家貿易)により安定供給を図っています。
 輸入小麦の政府から民間への売渡価格については、国際相場の変動の影響を緩和するため、6ヶ月間の平均買付価格をベースに算定し、年2回改訂を行っています。

小麦の国際価格は、最近、米国・カナダ産小麦に対する中国の旺盛な買付け、2月中旬の米国中央部の寒波による小麦生育への影響懸念などにより上昇しています。このため、2021年4月からの輸入小麦の政府売渡価格は、前期に比べて5.5%引上げられました。
 物価や家計への影響は限定的と考えられていますが、大手製粉メーカー等は製品の値上げを発表しています。… 続きを読む

【豆知識】水稲の生産/消費量の推移と人口予測

1993(平成5)年は記録的な冷夏と日照不足のため米は大不作に。需要を大幅に下回ることが明らかとなり、消費者の買いだめが広がるなどパニック的な「平成の米騒動」が発生しました。
 リンク先の図215の青い棒グラフは、1960年以降の米の生産量(水稲の収穫量)を表しています。
 1970年代には1300万トン前後の年もあった生産量は、豊凶の影響を受けつつも右肩下がりで推移し、「米騒動」の1993年には761万トンと大きく落ち込みました。その後も減少が続き、最近3年は1993年の生産量を下回っているのです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2021/04/215_kome.pdf

それにもかかわらずパニックが全く起こっていないのは、米の消費量が大きく減少しているためです。1960年代には1人年間120kg近くあったのが現在は50kg台前半と、実に4割近くの水準となっています(赤い折れ線)。… 続きを読む

【豆知識】上昇する世界の食料価格

コロナ禍により経済活動が停滞する中で、最近、世界の食料価格が値上がりしています。
リンク先の図214は、FAO(国連食糧農業機関)が公表している食料価格指数(食肉、酪農品、穀物、植物油、砂糖の価格指数の平均)の推移を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2021/03/214_FAO.pdf

食料価格は、その生産が気象条件に左右されること、価格弾性値が小さいこと等から、工業製品等に比べて変動しやすいという特徴があります。特に2007年頃からは世界的な異常気象に加え、投機資金の流入もあって大きく上昇しました。
 その後は比較的落ち着いていましたが、2020年頃から再び上昇基調が顕著となっているのです。… 続きを読む

【ブログ】2021年4月のしごと塾さいはら(山梨・上野原市)

山梨・上野原はJR中央線で東京・高尾から3駅。駅からバスで1時間ほど北に向かったところに西原(さいはら)地区があります。
 ここに有志で定期的に通い、地元のNPO等に協力頂いて手仕事などを学ぶ「しごと塾さいはら」が10年以上続いています。

昨年以降はコロナ禍の影響により活動は制約されていますが、現在はほぼ月に1回ほど、少人数で伺っています。… 続きを読む

【ブログ】『いただきます ここは、発酵の楽園』上映会(東京・八王子)

2021年の春は早いようです。
 地元の東京・東村山市でも3月のうちに桜が満開に。
 心浮き立つ季節のはずですが、新型コロナウイルス感染が拡大傾向にあるのが気掛かりです。

年度が明けたばかりの4月3日(土)の午後は、東京・八王子へ。久しぶりのイベントでの外出です。

 駅の北口にそびえる再開発ビル・八王子オクトーレの12階(見下ろすと目がくらむよう)にある… 続きを読む