【ブログ】2022年寒中オンライン

1月20日(木)は大寒。2022年は最も寒い季節を迎えています。新型コロナウィルスの新規感染者数は、毎日のように過去最多を更新。

そのようななかでも、今年も蠟梅の花は咲き、ミツマタの蕾は膨らんでいます。近所の平地林にはドングリのじゅうたん。

1月23日(日)の夜は、ネーネーズのオンライン配信を視聴。… 続きを読む

【ほんのさわり】小松理虔『地方を生きる』

−小松理虔『地方を生きる』(2021.1、ちくまプライマリー新書)−
 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480683922/

著者の小松理虔(こまつ・りけん)さんは、1979年福島・いわき市小名浜の生まれ。
 東京の大学への進学、上海での日本人教師等を経て、高校卒業後10年ぶりに地元に戻り、現在は「ローカル・アクティビスト」として様々な活動をされています。

その中心となっているのが、ウェブマガジンの創刊、オルタナティブスペース「UDOK.」の開設といった「場づくり」です。誰かと出会っていい時間を過ごすことで、様々な課題についての議論の端緒となり、結果として社会との関わりや公共性が生まれるというもの。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】上堰米のお酒−

福島・喜多方市山都にある本木上堰(もときうわぜき)とは、江戸中期に12年の歳月をかけて山腹に造成された素掘りの用水路で、300年近くの間、地域の棚田に水を供給してきました。
 維持管理には大変な手間がかかり、地元農家の減少・高齢化等のため、存続の危機に瀕するようになってきました。堰がなくなると地域での米作りは不可能となり、水源涵養や国土保全の役割も担っている棚田も維持できなくなります。
 そこで、地元の有志の方たちによる「基樹・早稲谷 堰と里山を守る会」は、毎年5月、首都圏を中心に毎年50年ほどのボランティアを募集し、協力して堰さらいや水路の補修などを行ってきました。

この棚田のお米(コシヒカリ)を使って作られた純米酒が「上堰米のお酒」です。1本あたり200円が「守る会」に寄付されます。棚田や水路を守るために「飲んで応援」しませんか。… 続きを読む

【豆知識】高騰する世界の食料価格

元日付けの日本経済新聞3面には「食料高騰、世界を揺らす」との大きな見出し。
 異常気象、バイオ燃料需要の増加、コロナ禍による人手不足等により国内でも食品価格が上昇していますが、途上国では政治的なリスクも高まっている等の内容です。

リンク先のグラフ上段の折れ線グラフは、世界の食料価格指数の推移です。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2022/01/234_PriceIndex.pdf

これによると、世界の食料価格指数(実質)は1974年をピークに下落し、比較的低い水準で推移していたものの、2000年代後半から上昇に転じ、さらにここ2年で急騰して2021年には10年ぶりの高い水準となっています。… 続きを読む

【ブログ】恋ヶ窪と畠山重忠

2022年1月18日(火)も好天。
 西武国分寺線で恋ヶ窪へ。国分寺と東村山を結ぶ西武国分寺線は今でこそ短い支線ですが、実は西武鉄道で最も古い路線です。

恋ヶ窪とは、不思議な地名。かつて中世の街道(東山道武蔵路、鎌倉街道)沿いに宿場町、色街が栄えていたそうです。

改札を出て、ぶらぶらと南に向かって歩き始めました。寒中ながら、日差しが温かく感じられます。
 小さな広場には、… 続きを読む

【ブログ】第60回 縮小社会研究会(フード・マイレージについて)

縮小社会研究会は、社会の「持続的発展」から「縮小社会」への道筋を広範囲に考えようという一般社団法人です(本部は京都市)。
 2022年1月17日(月)19時30分から、その第60回研究会でフード・マイレージについて話題提供させて頂きました。

19時30分からオンラインで開催された研究会には、約30名が参加して下さいました。… 続きを読む