【コツコツ小咄】2020.4/30(木)

ゴールデン(ステイホーム)ウィークの谷間のコツコツ小咄。
「なんか、つぎはぎだらけね」
「補正(縫製)予算だからね」

撮影地:自宅近くに一画を借りている市民農園(2020.4/28)
 新型コロナ対策の補正予算は、つぎはぎ感が否めない、不十分等の批判もあるものの異例の休日審議を経て本日スピード成立。有効に活用されることを期待したいと思います。します。… 続きを読む

【ブログ】楽しみを貯める時

4月からの再就職に伴って勤務は水~金の週3日に。さらに最近は自宅でのテレワークが多く、24日(金)の都心への出勤は2週間振りでした。

 街も、電車も空いています。
 お陰で早めに着いて、登庁前に職場近くの日比谷公園を散策。
 新緑の中の鶴の噴水。青空に向かうイチョウの葉っぱも、だいぶ大きくなってきました。一年のうちで、もっとも美しい季節が到来しています。

終業後、気になっていた東京・神田にある「… 続きを読む

【ほんのさわり】 鷲田清一/山極寿一『都市と野生の思考』

-鷲田清一/山極寿一『都市と野生の思考』(2017.8、集英社・インターナショナル新書)-
 http://i-shinsho.shueisha-int.co.jp/kikan/013/

 1949年京都生まれの哲学者(元大阪大学総長)と、1952年東京生まれの霊長類学者(京都大学総長)による対談で、大学の本来の使命(多様な価値観の確保)、リーダーのあり方(愛嬌、強運、後姿)、リアルなコミュニケーションの重要性など、多岐にわたるテーマについて語り合っています。

 それぞれのテーマに関連して、食についても多くの言及があります。
 例えば、… 続きを読む

【オーシャン・カレント】新たな食料・農業・農村基本計画

本年3月31日(火)、新たな食料・農業・農村基本計画が閣議決定されました。これは食料・農業・農村基本法に基づき5年ごとに見直されているもので、今後10年間(2030年まで)の農政の指針となります。

 農業・農村は、食料の供給だけではなく、その営みを通じて国土保全等の役割を果たしていますが、現在、農業者の高齢化、農地の減少、人口減少による産業や集落の衰退など多くの課題に直面しています。
 このため、今回の基本計画の見直しにおいては、農業及び農村地域をいかに維持し、次代に継続していくかが大きな視点となりました。

 今回の計画では、食料自給率の目標(カロリーベース:2018年37%→2030年45%、生産額ベース:同69%→79%)に加えて、新たに輸出目標(同0.9兆円→5兆円)を掲げるなど、国内農業の生産基盤を強化する(農業政策)とともに、車の両輪として、活力ある農村地域の実現(農村政策)に取り組んでいくこととされています。
 食育や地産地消、関係人口の創出・拡大、半農半X、棚田地域の振興等にも触れられています。… 続きを読む

【豆知識】人口密度と感染者数の相関

新型コロナウイルス禍には、未だ収束の兆しは見られません。
 厚生労働省の報道発表資料(2020年4月21日)によると、世界(国外)の感染者数は243万人で16.9万人が死亡。
 国内においては11,119人が感染し186名が死亡しています(空港検疫、チャーター便帰国者を含む。他にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の関係で712人が感染、13人が死亡)。

 国内における感染者数については、地域的に大きな偏りがあります。
 都道府県別にみると、東京における感染者数は3,197人と、全体(空港検疫、チャーター便帰国者を除く10,974人)の実に29.1%に相当し、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、愛知、福岡といった大都市圏の合計では4分の3近く(73.8%)を占めているのです。… 続きを読む

【コツコツ小咄】2020.4/23(木)

今夜のコツコツ小咄。
「感染拡大防止に効果があるクラシックと言えば、ベートーヴェンの第九ね」
「歓喜(換気)の歌ね」

撮影地:東京・東村山市(2020.4/22)
 このネタは、朝日放送(大阪)のラジオで流されているCMのオマージュ(パクリ)です。… 続きを読む

【コツコツ小咄】2020.4/22(水)

今夜のコツコツ小咄。
「市民農園ではマスクを着用して、共用の道具を使う時は手袋をして下さい」
「濃厚(農耕)接触を防ぐためですね」

撮影地:東京・東村山市(2020.4/21)
 一画を借りている自宅近くの市民農園にも、新型コロナ感染拡大防止のための張り紙。オープンスペースだから安全、という訳ではないようです。… 続きを読む

【ブログ】「密」とウイルス禍

日頃、賀状等の交換をさせて頂いている方には、先日、定年退職と再任用の挨拶状を送らせて頂きました。このブログを読んで下さっている皆様向けにも投稿させて頂きます。
 医療、飲食関係などご苦労されている方のことを思うと、申し訳ないような複雑な気持ちを禁じ得ません。

さて、週3日(水~金)勤務となり、しかも最近はテレワークが多く、外出自粛要請もあって自宅で過ごす時間が増えました。
 通勤時間が減ったことは有り難いのですが、確実に読書量は減っています(図書館が休館している影響もありますが)。コツコツ小咄のネタを考える時間も減りました。
 自由時間が増えたとはいえ、外出自粛もあってブログの更新まで滞っているのが現状です。… 続きを読む

【コツコツ小咄】2020.4/15

今夜のコツコツ小咄。
「旬の食材は、色んな俳句や短歌に歌われているね」
「折々(お料理)の歌ね」

撮影地:自宅(東京・東村山市、2020.4/15)
  今日は勤務日でしたが自宅でのテレワーク。この日の夕食も旬の食材が並びました(旬と筍って、似てる字だななますね)。… 続きを読む

【ほんのさわり】宮台真司、飯田哲也『原発社会からの離脱』

-宮台真司、飯田哲也『原発社会からの離脱-自然エネルギーと共同体自治に向けて』(2011.6、講談社現代新書)-
 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000210598 

 ともに1959年生まれの気鋭の社会学者と、自然エネルギーの第一人者による対談。東日本大震災と原発事故の直後に「緊急出版」されただけに、メインテーマはエネルギー政策です。

 宮台先生は、原発依存からの脱却のためには「原発をやめられない日本社会」そのもの(空気に抗えない悪い共同体)の変革が必要であるとします。特にグローバル化した高度技術社会においては、<市場や国家などのシステム>に盲目的に依存することは、ますます危険であるというのです。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】生産者とつながるということ

食料の安定供給については様々な制度・事業等により確保されているとはいえ、生活者としては、生活の基盤である「食」に対する安心感をより強く得たいと思うのは当然のことです。
 私は、必要な食料の全てではなく一部でも、生産者と直接つながることによって調達することがで、大きな安心感を得ることにつながると考えます。
 産消提携や CSA(Community Supported … 続きを読む