【ブログ】恵贈いただいた2冊のご新著など

2024年の東京・日比谷公園の梅は、1月24日(金)の時点で枝によっては満開近くに。やはり春の訪れは早いようです。敏感な人は、早くもアレの飛散を感じているとのこと。

 京都橘大学准教授で、様々な市民活動にも積極的に参画されている平賀 緑さんが、ご新著『食べものから学ぶ現代社会』を上梓されました。副題は「私たちを動かす資本主義のカラクリ」と、なかなか刺激的です。… 続きを読む

【ブログ】「肉食の読書」続き

元日の能登半島地震の発生から3週間。
 被災地では連日のように雪が降り、気温も下がるなか、現在も20名以上が行方不明、1万5千人が避難生活を強いられています。停電、断水も続いています。
 輪島塗の工房や酒蔵、白米千枚田、總持寺祖院、旧時国家なども大きな被害。豊かな歴史・風土に育まれた能登の文化の底力、回復力を信じたいと思います。

先週金曜日の職場近くの日比谷公園では、早くも梅がほころび始めていました。自宅近くでもはミツマタの蕾が膨らんでいるなど、春の足音が聞こえてくるようです。
 ところが… 続きを読む

【ほんのさわり】写真集『いつもののと』

−写真集『いつもののと』(2013.6、ゆるり能登GIAHS写真部)−
 https://notostyle.shop-pro.jp/?pid=87686937

【ポイント】
 人が自然と調和し、ともに生きる能登の暮らしを映しとった美しい写真集の頁をめくるに、ざわついていた心も次第に静まってきました。

被災地からの映像に重苦しくなった心を抱えて図書館を訪ねたところ、偶然、見つけて手に取ったのが、この小ぶり(A5版)の写真集でした。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】「能登はやさしや土までも」

【ポイント】
 やさしいはずの能登の大地が、今回は牙をむきました。被災地では、厳しい現実を前に被災者同士が助け合っている様子も報じられています。

国立国会図書館デジタルコレクションより。

「能登はやさしや土までも」という美しい言葉があります。
 能登では人だけではなく風土までも優しいという意味ですが、現実には深い雪に閉ざされるなどの厳しい自然環境の下で、互いに支えあいながら暮らしてきた能登の人びとの強さと温かさを表している言葉です。… 続きを読む

【豆知識】能登の農業

【ポイント】
 能登の農業生産条件は必ずしも恵まれたものではありませんが、多彩で特徴的な農業が営まれており、日本で最初の世界農業遺産にも認定されています。

石川県の能登地方(七尾市、輪島市、珠洲市、羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町、穴水町及び能登町)における農業の生産条件は、必ずしも恵まれたものではありません。
 リンク先の図283は、能登の農業についてのいくつかの指標について、石川県平均、全国平均と比較したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2024/01/283_noto.pdf続きを読む

【ブログ】ドイツの大規模農民デモに思ったこと

毎朝、目覚まし代わりに5時にラジオをつけて半分眠りながら聴いているのですが、今朝(2024年1月9日)は、驚きのニュースに目が覚めてしまいました。
 リモート出演されたドイツ在住の作家・川口マーン惠美さんによると、ドイツ全土で大規模な農民デモが実施されているとのこと(能登地震のニュースも詳しく報じられているそうですが、トップニュースはこちらだそうです)。
 政府によるディーゼル燃料に対する補助金削減計画に抗議して、トラクターのデモによる道路封鎖等が行われているそうで、全く知りませんでした(昨年12月にも実施されたそうです)。… 続きを読む

【ブログ】2024年は波乱のスタート。肉食のことも。

猛暑・渇水に見舞われた2023年は12月に入っても暖かい日が多く、何と年末近くまでコットン(福島・広野から種を頂いてきたもの)が収穫できました。キャベツ、白菜、ブロッコリ等も大豊作。
 ささやかながら、日本イラク医療支援ネットワークにチョコ募金
 27日(水)には… 続きを読む