【ポイント】
著者の思い出に残っている「ごはん」は、東京大空襲の翌日に食べたサツマイモの天ぷらなど、苦くてしょっぱいものばかりとのこと。
−向田邦子『父の詫び状』(2006.2、文春文庫)−
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167277215
1924年東京に生まれ、放送作家として大活躍中の1956年に台湾での航空機事故で急逝した著者の、最初のエッセイ集です。 … 続きを読む
-より豊かな未来の食のために-
【ポイント】
著者の思い出に残っている「ごはん」は、東京大空襲の翌日に食べたサツマイモの天ぷらなど、苦くてしょっぱいものばかりとのこと。
−向田邦子『父の詫び状』(2006.2、文春文庫)−
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167277215
1924年東京に生まれ、放送作家として大活躍中の1956年に台湾での航空機事故で急逝した著者の、最初のエッセイ集です。 … 続きを読む
【ポイント】
本年産の米は作況指数(量)は平年並みながら、一等比率(質)は大きく低下。地域による差も大。
先日、農林水産省が公表した10月25日現在の米の作況指数(平年の単収に対する比率)は、全国では101と「平年並み」となりました。しかしながら地域別にみると、北海道(104)、宮城(105)など「やや良」となっている都道府県がある一方、秋田(97)、新潟(95)、愛知(96)、鳥取(95)など7県は「やや不良」となっています。
一方、9月30日現在の米の検査結果によると、一等の比率は、昨年産は75.8%であったのが本年産は59.6%と16ポイント以上の大きな低下を示しています。これは地域別の差がさらに大きく、特に新潟県では13.5%と、昨年産の74.4%から61ポイント低下しています(秋田県、山形県、神奈川県でも30ポイント以上の低下)。これは、梅雨明け以降、記録的な高温で推移するとともに降水量が乏しかったことから、大量の白未熟粒等が発生したためです。
白未熟粒とは、米粒にでんぷんが十分に詰まらず隙間ができたため、光を乱反射して白く見えるもので、水加減を少なめにして炊くなど工夫すれば味は変わらないものの、農家の収入は大きく減少することとなります。… 続きを読む
2023年11月30日付の『日刊アグリ・リサーチ』(農業情報調査会発行)に、5回目のコラムを掲載して頂きました。
東日本大震災と原発事故から12年が経過(干支が一回り)した福島・浜通り訪問記です。
相変わらず小咄はベタ(下手)ですが。… 続きを読む
【ポイント】
現在も、少なくとも約2万7千人の方々が避難を強いられています。
2011年3月11日、原子力緊急事態宣言の発令に伴い、放射性物質の放出・拡散による住民の生命・身体の危険を回避するため、避難指示(屋内退避を含む。)が発出されました。
当初、避難指示が出された区域は福島県全体の面積の約12%という広さでしたが、徐々に縮小され、現在は2.2%(約300ha)となっています。とはいえ、現在も東京都23区の約半分の面積が帰還困難区域となっており、住宅の入り口はバリケードで閉鎖されたままです。
リンク先の図280は、避難者の数の推移を示したものです。… 続きを読む
【ポイント】
カロリーに占める米の割合は約2割に低下しているものの、食料自給力の観点からは依然として「主食」。
「主食」とされる米ですが、その地位は現在も本当に「主食」と呼ぶのにふさわしいものでしょうか。
リンク先の棒グラフは、供給熱量(食卓に並べられた食べもののカロリー)の推移について、主な品目別にみたものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2023/11/279_calorie.pdf… 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.280◇
2023年11月27日(月)[和暦 神無月十五日]… 続きを読む