【ブログ】秋のスダチ

先日、奄美大島を訪ねた際に見つけた色鮮やかなトレー。ランチに立ち寄った奄美市名瀬の気持ちのいいカフェ(食事も美味)にありました。
 ビーチに漂着した海洋プラスチックを原材料にして「いつか作れなく製品」として加工し、環境問題に向き合うきっかけとなるようにと活動されている団体があるそうです。

2023年9月16日(土)の午後は、東京・自由が丘のシェア奥沢へ。コロナ禍以降、ほとんどオンラインで開催されてきた奥沢ブッククラブですが、久々に本来のホームグラウンドでの開催です。
 前半のおススメ本の紹介コーナーでは、島尾敏雄『出発は遂に訪れず』を紹介。心の中に灯された奄美の熾火は、しばらく消えそうにありません。

この日の課題本は、林 木林/作、庄野ナホコ/絵『二番目の悪者』。「真実」と「事実」の違い等について話し合われました。
 恒例のUさんが朗読して下さった絵本は村尾 亘『空をつくる』。地方分散がテーマのようです。終了後は地元の方が紹介・予約して下さった寛げる居酒屋さんで懇親会。対面ならではの楽しさ、有難さを堪能。

なお、次回の奥沢ブッククラブは10月9日(月)19時からオンライン開催の予定。課題本は幸田 文『黒い裾』です。

自宅近くに一画を借りている市民農園では、季節の上では秋が来ても「ナス祭り」は続いています。2~3日空くと、バッグに入り切らないほど収穫できます。

19日(火)は、妻が春先から取り組んできた「菌ちゃん畑」のお披露目(?)。吉田俊道(大地といのちの会、長崎・佐世保市)さんのオンライン講座で学んでいました。

 覆っていたビニールに穴をあけてみると、白い菌ちゃん(糸状菌)がいっぱい! うまくいったような、いい感じです。
 まずは土をほぐして、水をやります。

土をかきまぜ、液肥をやり、キャベツ、白菜、ブロッコリ等を植え付けました。最後に虫よけのネットをかけてこの日のささやかな農作業は終了。
 果たしてどのような作物ができるのか(通常の畑と違うのか)、楽しみです。

21日(木)は、東京・神田の47都道府県レストラン・箕と環へ。
 タイ古式マッサージのセラピストをされていたSさんが、生まれ故郷の岩手県にUターンされることになって、友人たちで送別会(壮行会)。盛岡市でご自身のショップを開業されるとのこと。
 この日のメニューには「しあわせな豚」(福島・喜多方市山都)も使われていました。生産者の長谷川さん、ご馳走様でした。

 最後には、参加者のお一人の手作りのケーキも。新天地でのSさんのご活躍をご健勝をお祈りします。 

26日(火)の夕刻は東京・京橋へ。「今夜もご機嫌@銀座の農業」と題する勉強会です。
 この日の蔦谷栄一先生(農的社会デザイン研究所)からのお話は「農的社会そしてデザイン研究所等-今日の本音~つぶやき、ためいきを希望への力に」。(以下、文責・中田)

 「農林中中央金庫、農林中金総合研究所に勤めた後、2013年に「農的社会システム研究所」を立ち上げた。農的社会の要件は地域循環と生業。人間も自然界の中の一つの存在。縄文時代1万年の蓄積があるというのが日本の特徴。あえて半農耕にとどめ共同体による分配が行われた」
 「農的社会をつくるためには、まずは知り、体験農園等に参画し、地域づくりにつなげていくこと。近代化の時代には『農業』が拡大したが、これからは『農』の世界を増やしていくことが必要」

 懇親会はいつもの中華屋さん。
 中国の輸入規制の影響を受けているホタテたっぷりの焼きそばなどを頂きました。

ところでこの日の参加者のお一人で、お世話になっている方から、大分の見事なカボスをお裾分けして頂きました。いつも有難うございます。
 自宅の玄関先に置いたプランターのスダチは、収穫時を迎えています。旬の間に「お返し」できるでしょうか。

27日(水)の夕方は埼玉・所沢へ。
 ベルーナドームでの今季最終戦は、今年は精彩を欠いたライオンズが勝利(個人的には悔しい結果)。色々あった苦労人・佐藤龍世がお立ち台に。セレモニーでは松井稼頭央監督が挨拶。「全ては監督の責任」との言葉は、来季に向けてのリベンジの決意と捉えました。