【ポイント】
私自身、東京・東村山市にある自宅近くの市民農園の一画を利用させて頂くことで、農作業の辛さと喜び、自然の恵みの有難さ等を実感しています。
私が住んでいる東村山市(東京・北多摩地方)には、市が開設した市民農園が3か所(合計で211区画、8,849平米)あります。1区画当たりの面積は約30平米、利用料は年間18,000円で2年毎に更新、抽選倍率は1.5〜2.3倍となっています。
なお、このほかに農業者自らが開設している市民農園が3か所、園主の指導の下に利用者が農作業を行う農業体験農園が7か所あります。
私も、自宅近くにある恩多町第二市民農園の一画を、抽選外れによる中断した期間はあるものの、10年以上にわたって利用させて頂いています。
もともと農家出身ではなく、進学した農学部(農業経済学)での実習の経験さえ乏しいまま、東京・霞が関で農業に関係する業務に就きましたが、年を重ねるにつれて、現場の農業のことを何も知らないということに忸怩たる思いが強くなってきました。
そのようななかで始めた市民農園は、もちろん「真似事」に過ぎないものの、私に大きな変化を与えてくれました。夏の草取りなどの作業の辛さや収穫の喜びを実感することができました。また、スーパーに普通に並んでいるきれいで大きさが揃った野菜は、生産者の方々の並々ならぬ努力とプロの技のたまものであることも理解できました。
何より、一心に土に触れることで得られる自然や大地に包まれているような感覚は、他では得られないものでした。
ちなみに昨年秋からは、オンライン講座で学んだ妻の主導で「菌ちゃん農法」(後述)にもトライし、素晴らしいキャベツや白菜を収穫することができました。
ぜひ多くの方に、市民農園や家庭菜園で農作業の喜びを実感して頂きたいと思います。
ちなみに故・山下惣一さん(佐賀・唐津、農民作家)は、「国民皆農」を提唱されていました。
参考
市民農園(市が開設、東村山市HP)
https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/kurashi/shigoto/nogyo/taiken/shiminnouen.html
出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
No.285、2024年2月10日(土)[和暦 睦月朔日]
https://www.mag2.com/m/0001579997.html
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