1週間前の記事で恐縮です。
10月28日(日)は、冷たい雨が落ちる一日でした。
朝、雨の中で、ベランダの真っ赤に熟してきたカラスウリを眺めていたら、何と、まだゴーヤができていました。
今年はたくさんできて楽しませてもらったのですが、10月末になっても実りを下さるとは、驚きでもあり、有難いことです。
さて、この日、私の地元の東村山駅に隣接するビル(サンパルネ)において、「松井英介さん&おしどりマコさん・ケンさん講演会・放射線内部被曝と福島」が開催されました。
主催はこどものごはん委員会、さよなら原発@東村山等の後援です。
雨の日にも関わらず80名以上が参加、会場はほぼ満席です。
小さな子どもさんを連れた若いお母さん、お父さん達の姿が目立ちました。
前半は、岐阜環境医学研究所の松井英介所長から「「低線量」放射線内部被曝による健康被害」と題して講演です。
医学の専門家の立場から、人工の放射性物質が人体や環境に及ぼす影響について、顕微鏡写真や気管支の模式図等を用いて詳細な説明。
例えば、自然放射能は比較的均等に分布しているの対し、人工的に生み出された放射性物質が体内に入ると核種毎に沈着部位が異なること(体の中のホットスポット)、内部被ばくによりDNAの二重らせんが切断されると異常再結合が起こり、がんや免疫異常の原因となるメカニズム等について説明がありました。
そして、多くの人が内部被ばくのメカニズムを学び理解することの重要性を訴えておられました。
後半は、吉本興業所属の「おしどり」さんのお二人。
吉本興業所属の芸人で、昨年3月の震災と原発事故直後から東京電力の記者会見に貼りつき、被ばく問題等についてブログ「おしどりマコ・ケンの『脱ってみる?』」等で鋭く情報発信されています。
先月、西東京市での講演をお聴きしたたばかりであり、この日は時間も短かったのですが、福島の最新の事情等について、色々と詳細な情報がありました。
例えば、福島第1原発の格納容器内で「放射性クリプトン」や水素の濃度が上昇が伝えられているが、これは核分裂反応が終息していないことを示していること。
ベラルーシ・ベラルド研究所のネステレンコ所長の視察に同行取材された様子について、小学校では除染が進められているものの通学に使うバス停付近の線量は高いこと、校庭に2基のモニタリングポストが設置されている経緯等、生々しい現状が紹介されました。
会場からの信用できる情報ソースを教えてほしい、との質問に対しては、マコさん「ネットの情報を含め、何も信じない方がいい。自ら一次情報は必ずチェックし、できれば複数のソースに当たることが大事」との回答。
ところでこの日、ロビーでは、菜の花があしらわれた緑色の素敵なバッジが並べられていました。
「福島バッジプロジェクト」という運動だそうです。
頂いたチラシによると、「今も「原発イヤだ」と意思表示が出来る雰囲気がない福島で、自分の意思を伝えられるように」と始まったプロジェクトとのこと。
福島の方には無料で、賛同して寄付(1個200円)した県外の人にも配布しているそうです。置かれている場所も増えつつあるようです。
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