街の中から書店が次々と姿を消しています。
個人経営の小規模店だけではなく、日本を代表する大書店だったリブロ池袋本店(2015年7月)や青山ブックセンター六本木店(2018年6月)も閉店、パルコブックセンター吉祥寺店も本年7月29日をもって閉じられるそうです。
リンク先の図101の赤い折れ線グラフは、2000~17年の全国の書店数の推移を示したものです。
http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/07/101_shoten.pdf
2000年には 21,495店あった書店は、2017年には12,526 店へと約9000店減少、割合では42%も減少しています。
この背景には、消費者の活字離れ、ネット通販の拡大、電子書籍の普及等があるとされています。
このグラフに販売農家数の推移をプロットしてみると、偶然ながら、実によく似た形となりました(緑の折れ線。同期間に50%減)。
農業の場合は、スピードは不十分ながら規模拡大が進み、新規に就農する人も徐々に増えています。
一次産業が社会の基盤を支える重要な産業であると同様、書店は地域の知識基盤や景観を形成するのに無くてはならない存在にも思えるのですが、いかがでしょうか。
[出典]
日本著者販促センターのホームページ
http://www.1book.co.jp/001166.html
農林水産省「農業センサス」「農業構造動態調査」
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kensaku/bunya1.html