農林漁業に関する体験活動は、食に対する感謝の念を深める等の効果があります。
2016年度食育白書によると、本人または家族が農林漁業体験を経験した者の割合は30.6%で、「自然の恩恵や生産者への感謝を感じられるようになった」等の効果があったことが明らかとなっています。
また、体験の際に生産者等(農林漁業に携わる者)から直接、指導を受けた人は83.0%となっています。
リンク先の図107は、農林漁業体験の効果(体験したことによる変化等)について、生産者等による指導の有無別に表したものです。
http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/10/107_sidou.pdf
これによると、「自然の恩恵や生産者への感謝を感じられるようになった」「地元産や国産の食材を積極的に選ぶようになった」等において、生産者等の指導があった場合の方が大きな効果があり、一方、「変化はなかった」とする者は、生産者等の指導がなかった場合の方が大きくなっています。
このように、農業体験が効果的に実施されるためには、身近なところに農地があり、生産者の方がおられることが重要であることが伺えるのです。
[出典等]農林水産省「平成28(2016)年度 食育白書」
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wpaper/attach/pdf/h28_index-8.pdf
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出典:メルマガ「F.M.Letter」 No.153
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