7月5日(火)、下北沢で開催されたNPO法人懐かしい未来主催「飯舘村からの報告」。
長谷川さんの話からは、狭い日本の中で実際に起こっているこのような現実を、絶対に風化させないという強い決意が伝わってきました。今回、一緒に参加された田中さんという若い酪農家の方からは「このような会合で伝えて満足、聞いて満足ということで終わらせるのではなく、その後の行動にどうつなげていくかが大事」との発言があり、大きな拍手が起こりました。
翌6日(水)には、先日訪問した際に知り合った南相馬の果樹農家兼消防団長、内田雅人さんからビワが届きました。Uさんには、梨ができたら送って下さいとお願いしていたところ、自家用だけれどもよかったら、ということで送って下さったものです。大きくみずみずしく、美味しく賞味させて頂きました。
先週観た映画「ミツバチの羽音と地球の回転」に出てきた祝島のビワ農栽培のシーンを思い出しました。
6日午後は久しぶりに松戸の千葉大学へ。駅から大学への道沿いに「畑直組」という野菜の直売所があります。地域の若い後継者の皆さんが中心になって立ち上げた店で、立ち寄って店長さんに話を聞くと、売り上げは原発事故以降、落ち込んだままとのこと。検査して規制値以下であることは確認しているそうですが、最近、千葉県の一部地域が「ホットスポット」として知られるようになった影響もあるようです。
8日(金)夜は、すっかり馴染みになった神田「なみへい」で開催された「呑みマス!東北」イベント。なみへいに集う有志メンバーで立ち上げた、東日本大震災の復興を日本酒で支援する「飲みマス!日本」プロジェクトの主催です。
この日はゲストは福島県喜多方市の小原酒造の女将さん。モーツァルトを聴かせて育てた音楽酒で有名な蔵ですが、震災の直接的な被害は大きくなかった喜多方も、観光客が減少するなど影響が出ているそうです。
この日は小原酒造さんの「蔵粋(くらしっく)」始め各銘柄を呑み比べさせて頂きました。驚いたのは最初に出して頂いた発泡日本酒「桜ピチピチ」。桃色酵母で仕込んだ美しく芳醇なお酒です。
ところで、この日、偶然同席させて頂いたのがIさんご夫妻。