ベランダのプランターの野菜たちは、花や実をつけ始めてくれています。
しかし、やはり日当たりなど条件が良くないせいか、今ひとつ元気がありません。
前回、報告したイベント以外の先週のできごと。
長く使っていた自転車が、さすがに耐用年数(?)を過ぎたのか壊れてしまい、タイヤ交換等でお金がかかるなら、いっそのこと買い替えをと考えていたところ、ヤフオクで中古自転車を無事に落札。オークション終了時間の前はドキドキしました。
目に見えないネット取引に不安もなくはなかったのですが、入金後、すぐに届いた自転車は、しっかりと整備されていました。
嬉しいこともありました。
4月に別の課に異動になった東久留米市在住のH氏が、「柳久保うどん」を持ってきてくれたのです。
その東久留米市では、昔ながらの伝統作物である柳久保小麦を復活させ、地域おこしに活用しています。
さらに、その一環として開発されたのが、この乾麵。以前、新聞に載ったのを2人で見たのを覚えていてくれたのでした。
お返しには、地元の老舗ソースメーカーの黒焼きそばソースなど。これもなかなかのものです。
さっそく土曜日の昼に茹でて頂いてみました。
多摩地方は、元々うどん文化圏で(水田が無く米が獲れません)、いわゆる「地うどん」を食べさせてくれる店がたくさんあります。
そこで出されるうどんは、さぬきうどんに代表される純白・ツルツル、シコシコとは対極にあり、黒っぽく、麺は硬くてボソボソ、それでも噛みしめるほどに甘い味と香りが口の中と鼻腔に広がります。
(柳久保うどんについては、以前に当ブログでも紹介してあります)。
今回の麵は、乾麵らしく洗練されたものでしたが、それでも歯ごたえがあり、しっかりと味がありました。
この週末は、来週の日本フードシステム学会の資料作成。
今年の大会は16(土)、17(日)の2日間、日本大学生物資源科学部(神奈川県藤沢市)で開催されます。
私も2日目の個別報告の中で、20分間ですが「フードシステムにおける輸送コストに関する考察」として報告します。
日本の食料供給が、海外から大量・長距離輸送された輸入食料に依存していることは、突出したフード・マイレージからも明らかですが、産業連関表を用いた分析によると、国内においても、他産業に比べて輸送コストが高く、かつ上昇している様子が伺えます。
日本のフードシステムにおいては、効率性を重視した大量・広域流通化が進展してきました。
この過程で、地産地消を支えてきた伝統作物は、生産性が劣る(手間がかかる、規格化が困難)等の理由で、消滅していったのです。
化石燃料に依存せざるを得ないエネルギーとは違い、食は、自給も地産地消も不可能ではありません。
各地で盛んになりつつある伝統作物、伝統野菜等の復活の取組は、地域の伝統や食文化の見直しともあいまって、世の中の潮目を変えていくきっかけになるものと期待しています。
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まとめtyaiました【伝統作物への期待】
ベランダのプランターの野菜たちは、花や実をつけ始めてくれています。 しかし、やはり日当たりなど条件が良くないせいか、今ひとつ元気がありません。 前回、報告したイベント…