イベント2題-「土と平和の祭典」と「全快野菜屋ちゃん」-

 前日と打って変わり、11月18日(日)は秋晴れの一日。
 ただし風は強く、午後には「木枯らし一号」の発表も。
 9時半頃に霞ヶ関駅に到着。残念ながら普段の通勤と全く同じ経路ですが、当然ながら平日とは雰囲気は全く異なり新鮮です。
 この日は、日比谷公園で「土と平和の祭典2012」が開催される日です。
 大地に感謝する収穫祭であり、日本最大級の環境持続型農業と農的暮らしのマルシェ。6 回目になる今年のテーマは「いのち」です。
 オープニングを控えてステージや各ブースは最後の準備。昨日、大雨の中の設営は大変だったかと思います。
 9時45分、あくまで青く抜けるような空の下、芝生広場に設けられた大ステージの前で開会式。世話人の方達の挨拶に続き、歌手の加藤登紀子さん、Yaeさん親子による鏡開きで祭典はオープンしました。
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 ステージでは、和太鼓バンド「GOCOO(ゴクウー)」によるライブがスタート。
 1997年に結成された女性8名・男性4名からなるこのバンド、これまで海外でも150回以上のライブを行い、和太鼓の魅力を世界に発信されているとのこと。
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 パワフルなパフォーマンス、太鼓の音とリズムの迫力に体が揺さぶられるようです。小さな子ども達の目も釘付けです。
 実は、先日参加した「共奏キッチン」にGOCOOの演奏者とマネージャーの方が参加しておられ、話を伺っていたのですが、期待していた以上の迫力と素晴らしさでした。
hibiya_3_convert_20121122015923.png 和太鼓ライブに続き、ステージ上では最初のトークショー「『農的幸福』から『土と平和』ヘ。藤本敏夫の遺言」。
 『農的幸福論―藤本敏夫からの遺言』は、2002年、妻の加藤登紀子さんが藤本氏の遺稿を中心にまとめて出版された名著。今年は藤本氏が他界されて10年目に当たるそうです。
 藤本氏を父に持つYaeさんの司会で、藤田和芳さん(大地を守る会)、甲斐良治さん(農文協編集局次長)、高野孟さん(インサイダー編集長)が登壇。
 政治情勢が混沌とする中、社会を変えていく上での一人ひとりの投票行動の重要性等が確認されました。
hibiya_4_convert_20121122015945.png 別の場所では、「社会を変えよう!市民が参加する緑のネットワーク」と題するトークが行われていました。
 こちらの司会は、池袋のバー「たまにはTSUKIでも眺めましょ」店主で、みどりの党の共同代表・髙坂勝さん。
 ゲストには田中優さん、Yaeさん、すぐろ奈緒さん(みどりの党共同代表/杉並区議会議員)、南兵衛@鈴木幸一(アースガーデン/グリーンアクティブ)さん。
 エネルギーや木材の地産地消の重要性等が話し合われました。
 会場には多くのブースが出展されています。何人かの旧知の方にも出会えました。
 そのひとつ、「週末農風」のブースで一休み。
 農家と消費者の「つながり」の場づくりのため、アースデイマーケットや農作業手伝いツアーを企画・開催されている団体です。代表のIさんとは「共奏キッチン」つながりです。
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 ここで、ツアーの受け入れ先の一つである千葉県匝瑳市で1300年以上農業を営んでおられる「みやもと山」さんの合鴨米で作った原酒を頂き、午前中からほろ酔い気分。
 また、埼玉県小川町での農業体験会(U.S.Peaceファーム主催)の際にお会いした新規就農者の若いご夫妻も出展されていて、名物の「くろもじ茶」を求めさせて頂きました。
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 気がつくと昼も回っており、パルシステムのブースで知人が販売されていた愛媛「無茶々園」の蜜柑を「週末農風」に差し入れて、内幸町から都営地下鉄に乗って品川に向かいました。
 この日は、京急・青物横丁駅近くの商店街にある法人会館前で、野菜等の即売会「全快野菜屋ちゃん」が開催されていたのです。
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 運営主体は「Greensmile」(略称「グリスマ」)という団体。
 何となくふざけたような名前ですが、「都会と田舎をConnect!し、農山漁業を応援することで、楽しく・美しく・美味しく・元気な日本を再建」するための様々な活動をされています。
 都会(ニーズ)と田舎(シーズ)をつなげたいという、代表のIさんの熱く濃ゆい思いが込められています。ちなみに、こちらのIさんとも知り合ったのも「共奏キッチン」、すごいネットワーク効果です。
 この「グリスマ」、特に檜原村(東京都本土で唯一の村)との繋がりが強く、小区画の農園のオーナー募集と農業体験活動(平米ファーム)、そこで獲れた野菜等の街角マルシェや飲食店での販売(全快野菜屋ちゃん)、エコツーリズムの企画・実施等の活動に取り組まれています。
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 着いた時には、葱などの野菜はまだかなりの量がありました。
 全部売れるのかな、とちょっと心配したのですが、Iさん始め平米ファームのオーナーの皆さん、檜原村に移住し循環型農業を営むTさん、それに地元商店街の方たち総勢10数名が、道行く人に元気よく声をかけるうち、早々と15時ちょうどに完売となりました。
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 最後のお客さんに野菜を手渡す時には、自然と拍手がわき起こりました。
 片付けを終えた後、この日出た多額の収益の一部を、Iさんからオーナーの皆さんに手渡しで配当。チャリンチャリンという心地よい音。
sinagawa_3_convert_20121122020201.png そして近くの居酒屋に打ち上げへ。
 グリスマの皆さん、昼間も元気でしたが夜も元気(といっても懇親会が始まったのは16時頃でしたが)。さらに飲み足らない数名は隣の大井町近くまで歩き、趣のある飲み屋さん街で2次会。
 21時過ぎにお開き。明日が月曜であることを呪いつつ遠い帰途についた次第です。
 日比谷公園での祭典のような、著名人が多数集まる大規模イベントも重要ですが、規模的にはささやかであっても、誰でも気軽に関われるような地に足の着いた取組も、劣らずに大事です。
 代表のIさん始め、皆さん本業は別にあります。ボランティアでの活動だからこそ楽しく、継続するのかも知れません。
 昨日のエントロピー学会では、今は持続可能な社会づくりのための正念場だという話がありました。
 ここ大都会・品川で、中山間で条件不利とされる檜原村とつながる活動が着実に根を下ろしつつあることを目の当たりにし、大いに勇気づけられた一日でした。
 なお、「グリスマ」では12月15日(土)、こんにゃく作り体験をメインとする檜原村へのエコツアーも計画されているそうです。関心のある方はFB等からお問い合せ下さい。
(ご参考)
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One Reply to “イベント2題-「土と平和の祭典」と「全快野菜屋ちゃん」-”

  1. SECRET: 0
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    都会のど真ん中で
    そんな農業イベントが
    ひらかれていたなんて・・・(@▽@)
    週末農風とか・・・
    活動が面白そうでのぞいてみたくなります^^
    ところで、弊社は田舎暮らしの物件を扱っている不動産会社なのですが。
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