第4回「気仙沼を食す会」

 先週木曜、2013年7月25日の夜は、「気仙沼を食す会」に参加しました。
 会場は東上野の「そば酒房 蕎麦しん」。
 上野駅から徒歩5~6分程度ですが、繁華街ではなく、オフィスや事務所が並ぶ閑静な地区にあります。
 主催したのは、一般社団法人「気仙沼仕事創出プロジェクト」。
 津波等により大きな被害を受けた宮城・気仙沼市における雇用確保等のため、地場産の水産加工品と東京の飲食店をマッチングする活動等に取り組んでいます。その一環として開催しているこのイベントは、今回で4回目になるそうです。
 プロジェクトのメンバーは、30歳までの若いローターアクトクラブ(ロータリークラブの青年部)の皆さん。それぞれ仕事を持ちながら、被災地支援のための活動に取り組んでおられます。
 その一人(女性)がデザインしたのが、プロジェクトのキャラクター「ホヤが~る」。
 気仙沼市の公式観光キャラ「ホヤぼーや」は有名ですが、こちらもなかなかインパクトがあります。
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 少々遅れていったのですが、10人強のメンバーで既に盛り上がっていました。
 ローターアクトの若い皆さんに加え、サポーターである地元のロータリークラブの方達も見えられています。
 私は代表サポーターの方が主催される研究会に、過去、何度か参加させて頂いており、そのご縁でお誘いを頂いたのです。
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 お造りやカレイの煮付けに続いて、プロジェクトがサポートしている気仙沼・唐桑町の「スイサンカトー」の水産加工品が、次々と運ばれてきました。
 サンマやサバは脂がのっていて、イカは柔らかく、アナゴの白焼きはあっさりとしています。
 幸い、この会社は高台にあるため津波の被害は無かったそうですが、元請け会社が被災したため、現在は自らブランドを立ち上げて販路開拓に取り組んでいるとのこと。
 地元の漁師さんが水揚げした新鮮な魚介類を、化学添加物を使用せずに加工・パックしていて、家庭では湯煎(ゆせん)するだけで食べられる製品になっているそうです。
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 これら美味しい水産物とともに頂いたのは、「金紋 両國」の銘柄で有名な気仙沼の老舗酒蔵・角星(かくぼし)の大吟醸「喜祥」と特別純米酒「船尾灯」(ともしび)。
 どちらも、すっきりとして、かつ、味わい深い飲み口です。
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 ちなみに「船尾灯」は、幸いにも被災を免れたタンクから作った日本酒だそうです。銘柄には、被災地に灯りをともし、復興の礎になるようにとの想いが込められているとのこと。
 締めには美味しいお蕎麦を頂き、満足して上野駅に向かいました。
 体と心がぽかぽかと火照っていたのは、戸外の暑さとお酒のせいだけではなく、被災地を支援している若い方達の気持ちに触れることができたためだと思います。
130725_5_convert_20130802065230.png なお、この「蕎麦しん」だけではなく、「田舎家 かね福」(板橋区南常盤台、東武東上線「ときわ台駅」南口から徒歩1分)でも気仙沼の水産加工品を頂けます。
 さらに、イベントや通信販売でも入手できます。
 早速、注文した「いろいろセット」が、7月31日(水)、気仙沼からクール便で届きました。
 開けると、パックし冷凍された寒干しさんま、さんまハンバーグ、イカの一夜干しと串ぽっぽ、刻みこんぶ・わかめなど。
 先日届いた埼玉・小川町の野菜(イノシシと格闘中とのこと。)、自宅の市民農園の野菜とともに、しばらく豊かな食生活が送れます。
【ご参考】
 ◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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