2013年8月3日(土)、2週間ぶりの市民農園はジャングル状態。
日本の風土の植物生産力には、凄まじささえ感じます。
昼前の2時間ほどかけて、ひたすら除草。
それでも回りに目をやると、オクラは清々しい花を咲かせ、いつの間にかスイカも大きく成長していました。
日頃、運動不足の身でしゃがんでの作業の辛さも、汗も吹き飛ぶ思いがします。
種から育てた在来種の長岡巾着茄子は、次々と丸くて大きな実を生らせてくれています。昨年の種から育った仙台長ナスも、たくさんの実をつけてくれています。奥羽越列藩ナス同盟だなす。
相模半白キュウリも、たくさんの花をつけています。雄花が多いのですが、どれだけ実をつけてくれるでしょうか。
「東京ゴマ0→1(ゼロワン)プロジェクト」H支場に位置付けられている(勝手に名乗っている)ゴマも、順調に伸びています。2回目の間引きをしました。
東京・檜原村の本場(花が咲き、頂芽をカットし始めているとのこと。)を追いかけています。
ところで、私が借りている市民農園の区画のすぐ隣は、観光果樹園の直売所になっています。この日辺りからネクタリンの販売が始まったようで、作業の間中、買い物に来たオバチャン達の話声で賑わっていました。
「○○(近くの低価格販売をセールスポイントにしているスーパー)に行こうと思ったけど、ここで買うことにしたのよ」等々、入れ替わり立ち替わり、会話は途切れません。
初めてお見かけしましたが、斜め向かいの区画には若いカップル。
楽しそうに、初めての経験らしい農作業をしていたところ、奥の区画のベテランの女性が通りがかり、
「色々と立派にできたわねえ。ところで、このモロヘイヤはなぜ収穫しないの」
「初めてなので、どうすればいいか分からないんです」
「モロヘイヤ、食べたことないの?」
「スーパーで買ったことはあるのですか、パックに入っているので・・・」
オバチャンからアドバイスしてもらったカップル、「助かりました。有難うございました」と丁寧に挨拶していました。
都会の中の農業や直売所、市民農園は、世代等を超えたコミュニケーションの場でもあります。
天地からの授かりもの(長岡巾着茄子、スイカ、だだ茶豆、ゴマの間引き菜)を頂いて帰宅。
猫の額ほどの一画ですが、一家族では食べきれないほどの収穫があります。
シャワーを浴びてビールと冷や麦の昼食、うとうとしながらテレビで競馬と野球を観戦。なんという幸せ。
ひいきの東北を本拠にするチームがすこぶる好調で、これまたなんという幸せ。夢みたい。秋まで夢が続いてほしい。
夜は「お取り寄せ」した気仙沼「スイサンカトー」のサンマ一夜干し、サンマのハンバーグ、イカの串ポッポ焼き。
それに埼玉・小川町の松永農園(イノシシと格闘中とのこと。)から届いたズッキーニと自宅の茄子の煮物。
だだ茶豆の枝豆。間引いたゴマの葉は湯がいてゴマ和えに。ゴマの味と香りがしました。
お酒は気仙沼の「男山」。
ちなみに玄関先の鉢植えのスダチは、今はかわいいビー玉大です。これも楽しみです。
ところで、東京・小金井の農家の方から、FBに、忙しくて身体を休める暇がないとSOSの投稿。
私のようなサラリーマンが休みの日に気まぐれで土いじりをするのとは全く違い、プロの農家の方は大変です。野菜は待ってくれません。
小学校に食育の授業に行かれるなど地域活動にも熱心な方で、夏祭り等もあり、休息する時間が足らないようです。
どうかシフトダウンして下さい、とメッセージを入れておいたのですが。
【ご参考】
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