2015年8月22日(土)から23日(日)にかけての農作業。あれだけ猛暑日が続いたのが嘘のようです。
綿とオクラは、引き続きたくさんの花。ホント似ています。ゴマは背丈が伸びピンク色の花をつけています。
もっとも色鮮やかなのは内藤唐辛子。
病気から回復し沢山の花もつけた加賀太キュウリでしたが、残念ながら一つの実もつけないまま枯れてしまいました。
何個かは収穫できた小玉スイカも、最後の実は熟す前に腐ってしまいました。
秋作に向けて、これらを片づけ。
たくさん穫れたトマトもナスも、そろそろ終わりです。これも終わりかけのナスには追肥をしてみましたが、どうでしょうか。
馬込三寸ニンジンを何本か収穫。
形は不揃いですが、濃厚な香りがします。この日の収穫分はカレー用。
さて、22日(土)の夕方は三軒茶屋へ。
東急田園都市線はすごい混雑。多摩川花火大会の日だったようです。
来週の夏まつりのフラッグが飾られている栄通り商店街を抜けたところに、お目当てのレストランはありました。
「Restaurant 愛と胃袋」の文字。その下には、各都道府県のイラストが書かれた暖簾。
そして、入り口脇には「移転のお知らせ」が。
『2011年9月7日スタート以来、丸4年にわたって本当に多くの方に愛していただき、心より感謝しております。
山梨でオーベルジュとして生まれ変わる準備に入るため、・・・・このお店を閉める決断をいたしました』等とあります。
通りに面したガラス窓には、白いマジックでたくさんのメッセージが書かれています。
店内には、この4年間の写真パネル等。
東日本大震災直後の2011年4月、日本酒を呑んで被災地の蔵の復興を応援しようと発足したのが「呑みマス!ニッポン」プロジェクト。1年以上にわたり毎月11日戦後に神田・なみへいを中心にイベント(被災地の蔵の方との交流会等)が開催され、私も何度か参加させて頂きました。
当時、なみへいの料理長を務めておられたのが鈴木信作さんです。
その後独立されて、ここ「Restaurant 愛と胃袋」のオーナーシェフをされていたのですが、今般、山梨に移転されるとのこと。その前に「吞みマス!」に縁のある人で集まって料理を楽しもう、ということで、私にも声をかけて頂いたのです。
思えば、2011年12月11日(日)の第9回「呑みマス!」、12年12月14日(金)の忘年会以来です。
参加者が日本酒またはワインを持ち寄り。さすが、お酒好きな人ばかり、持ってくるお酒も個性的です。
主催者の方からの挨拶と信作シェフの紹介があったのち、早速乾杯(もちろん日本酒)と料理に。
最初に出して頂いた料理は、大皿に盛られた色鮮やかな野菜サラダ。じゃがいものペーストで頂きます。
ピクルスが入っていると思ったら、何と奈良漬け! ピックルス(びっくりし)ました。
信作シェフは和食とフレンチの両方に通じておられ、出される料理は創作の「和フレンチ」です。
焼き枝豆(有機)は、シェフの故郷である長野・飯田のものとのこと。
神奈川・三浦市松輪漁港でとれたサバにジャガイモのチップがトッピングされていて、ナスのムースをつけて頂きます。初めて頂く食感と美味しさです。
北海道産のジャガイモ・キタアカリを餌に育てたという豚肉のテリーヌなど。これにも奈良漬が添えられています。
茹でた豚肉には、色も鮮やかなパクチーのソース。実はパクチーは苦手なのですが、優しい風味でした。
ローストビーフも。この日のメニューは、なかなかガッツリ系が続きました。
次第に料理とお酒に夢中になり、食材や料理の名前をメモするのをすっかり失念。
信作シェフは、全国の特産品(とその生産者)や、ウェルフェアトレード等の食材(障害者福祉サービス事業所の生産物等)にこだわっておられるそうです。
次々と日本酒(とワインも少々)が出てきます。「呑みマス!」を思い出しました。
とても全ての銘柄は飲めません。
美味しい料理とお酒を頂きつつ、一段落したところで参加者1人ひとりから自己紹介。懐かしい方も、初対面の方もおられます。
信作シェフからも、ご挨拶を頂きました。山梨の移転先は、ほぼ決まりつつあるそうです。他にもNPO等が盛んに活動されている地域とのこと。
なお、三軒茶屋の「愛と胃袋」は、翌23日(日)がレストランならぬ「ラストラン・パーティー」だそうです。その貴重な前夜に、お邪魔させて頂いたことになります。
21時近く、最後のデザートが出されました。
窓ガラスにメッセージを書き込む人も。「飲みマス!」を盛り上げてきた同士でもある信作シェフに、言い尽くせない思いを書きつけておられるようでした。
結局、来よう来ようと思っていながら、三軒茶屋の「愛と胃袋」には3回しか来られませんでした。美味しくて楽しいだけではなく、素材にもこだわった新作シェフの料理は、本当に味わい深いものです。
ちなみにユニークな店名には、愛と胃袋は人間にとって必要不可欠な究極のふたつで、「愛は胃袋をとおって育まれていく」という海外のことわざがあるように大切な方との愛が深まる食事の場でありたい、というシェフご夫妻の思いが込められているそうです。
参加者一同、山梨の「愛と胃袋」での再会を期して、この日はお開きに。
今後のさらなる発展に、大いに期待したいと思います。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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