気が付くと2015年のカレンダーも12月半ば。
何の気持の整理もつかないまま(部屋等の整理もできていないまま)、忘年会のシーズンです。
12月14日(月)、赤穂浪士討ち入りの日は新宿・富久町の小料理・結へ。
今年の農業体験会や野菜の宅配でお世話になった方達と、小じんまりと忘年会です。
江戸料理研究家のマチ子さんが、料理を準備して待っていて下さいました。
カウンターには、どーんと仁井田本家(福島・郡山)の金寳自然酒。純米吟醸と燗誂えの2種類。
それに鈴木酒造店・長井蔵の磐城寿(いわきことぶき)。天保年間以来、福島・浪江町請戸(うけど)で営んでいた蔵は津波で全建屋が流失、さらに原発事故で避難区域となりましたが、現在は山形・長井市で営業しています。
そして、マチ子さんの手によるおばんざいコース。
これまで結には何度も来ていますが、本格的なコース料理は今回が初めてでした(ちなみにナプキンはクリスマス仕様)。
前菜はイクラ、ダイコンとニンジンのなます、出汁巻き卵がプレートに飾り付けられています。
この前菜だけで、イクラでも呑めそうです。
続いて白イカの塩辛。それにイカ飯。もちろん、いずれもマチ子さんのお手製です。イカにも美味。
タラの煮物は、出汁もタラでとったそうです。ジャガイモのほくほくとした食感が嬉しい一品でした。
鹿肉は、九州・福岡産とのこと。
ルイベとステーキで頂きました。ジビエは生臭いという先入観がありましたが(そんなこと言うとシカられますね)、全くそんなことはなく、どちらも柔らかく淡白な味でした。
さらには、三陸産の牡蠣。プリプリと何とも美味です。
そして、ドンコ汁。ドンコとはエゾイソアイナメとも呼ばれる魚で、淡白な白身です。美味しい海の幸が、私を帰さん(海産)と言っています。
ご飯は、福島・いわき産のお米。それに福島産のお漬物など。
デザートには、高知の文旦。1個では大きいので分担して頂きました。
何ともぜいたくなコース料理を堪能しました。
いい年末を迎えられそうです(錯覚かも)。
小料理・結は、美味しい料理やお酒を頂けるだけではなく、福島・いわき出身のオーナー・根本二郎さん(前・新宿区議)が、新宿と被災地をつなぐ交流と情報発信の拠点にもなるようオープンされたお店。毎月11日(東日本大震災の月命日)には、被災地を忘れないための「結イレブン」というイベントも継続的に開催されています。
その根本さんは、この日は20時半頃に顔を出されましたが、すぐに、歌舞伎町の平和を守るために出かけて行かれました。被災地支援だけではなく地域作りにも熱心に取り組んでおられる方です。
今年は結イレブンを始め、何度も結にお邪魔しました。
根本さん、マチ子さん、大変お世話になりました。ご馳走様でした。
来年も、どうぞよろしくお願いします。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
◆ メルマガ :【F. M. Letter】フード・マイレージ資料室 通信
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