2016年6月。自宅近くに一画を借りている市民農園。
一度、播いて芽が出なかった綿は、しっかり芽が出るまで水につけておいたものを、再度、播きました。無事に育つでしょうか。
その一方で、トマト、ナス、キュウリ等は早くも獲れ始めました。空豆は失敗(2~3粒だけ、美味しく頂きました)。
紫陽花が目を楽しませてくれる季節、6月11日(土)は東京・日比谷のレストラン・アラスカ(日本プレスセンター店)へ。窓からは日比谷公園が見渡せます。
恩師・斎藤修先生(前・千葉大学大学院園芸学研究科教授)の退官記念パーティーは大盛況。
:学会関係や研究者のみならず、生産者、事業者、生協、行政(地方及び国)など多くの参加者で賑わいました。
永年の実践的な研究活動を通じて培われた斎藤先生の人脈の広さが、改めて明らかになりました。
6月18日(土)、19日(日)は、その斎藤先生が会長を務められる日本フードシステム学会の2016年大会が、国立大学法人 東京海洋大学品川キャンパスで開催されました。
キャンパス内にはマリンサイエンスミュージアムもあり、屋外には捕鯨用の銛(もり)が展示されています。窓から覗くと、大きな鯨の骨格標本も。改めて訪ねてみたい場所です。
初日のシンポジウム「TPPと新たな食・農・地域」と題するシンポジウムに続き、2日目の午前中は「医福食農のチェーン構築とフードシステムの革新」と題したミニシンポジウム。
まず、日本医療福祉セントラルキッチン協会の川口靖夫さんからは、8割近い病院が赤字経営となっているなどコスト削減が求められセントラルキッチンの建設が進んでいること、クックチルなど新調理システムの導入や献立の標準化等が有効であること等について報告。
続いて、麻植有希子さん(SOMPOケアネクスト)と中村佐多子さん(日清医療食品)からは、介護食品の開発・供給の取組状況など、企業としての事業戦略等の観点から報告がありました。
最後に斎藤先生からは「医福食農連携の戦略とフードシステムの革新」と題して、医療・福祉事業には農業との連携までを含めたフードシステムの革新が求められていることについて、豊富な事例とともに紹介がありました。
午後は5会場に分かれ、48の個別報告が行われました。
私からは「『飲食費のフロー』からみたわが国フードシステムの変遷と課題」と題し、本年3月に公表した統計の概要について報告。
遅い時間だったにも関わらず思いのほか多くの方に来て下さり、配布資料の部数が足らず申し訳ありませんでした(配布資料はこちら。同参考。)。
会場からは、興味深い内容であるとの評価とともに熱心な質問も頂くことができ、ほっとした次第。
ところで、斎藤修先生は学会の会長も退任。
「産・学・官共同の研究集団」という多様性は斎藤先生個人の人脈に拠っていた部分もあり、これからも保たれていけるか若干の不安がなくもありません。
今年度の学会も何とか無事に終了した翌日(6月20日)の夕方は、短時間ながら激しい雷雨(九州など西日本では被害が出ました)。
帰宅時には雨は上がっており、薄く雲のかかった夜空にはストロベリームーン。この時期の満月は最も地平線に近くなるため大気の影響で赤っぽくなるのだそうです。
ちなみに翌21日(火)の方が晴れており、よりくっきりと月を望むことができました。
この夜はスーパームーン(単にスーパーの上に出ていただけのことですが)。
その21日(火)の夕方は、銀座熊本館に立ち寄って7月9日(土)の熊本応援食事会の食材探し。前菜の試作のために、うに豆腐、揚げ天などを購入しました。
この日も多くの人で賑わっており、レジには行列。
日本酒は熊本市の酒屋さんから取り寄せることにしました。
銘柄は、産山村(純米吟醸、山鹿市・千代の園酒造)、泰斗(特別純米、同)、雲雀(純米、山都町・通潤酒造)、墨守 (本醸造、熊本市・瑞鷹)の4本。芋焼酎は茂作(和水町・花の香酒造)から2種類の予定です。
懐かしいもの、飲んだことのない珍しい銘柄もあり、楽しみです。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
(プロバイダ側の都合で1月12日以降更新できなくなっていることから、現在、移行作業を検討中です。)
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