2016年8月も最終週。29日(月)の終業後は新宿の東京都庁へ。
だいぶ日が短くなってきました。32Fにの窓から眺めると、西陽は射していますがどんよりとした雲。
南方海上を迷走していた台風9号が進路を北に変え、接近しつつあります。また台風です。
この週、32Fの食堂で開催されていたのは、「江戸東京伝統野菜を食べよう!シリーズ4・八王子ショウガ」。
運営事業者の担当部長さんが、ある会合で大竹道茂さん(江戸東京・伝統野菜研究会)と会われたのをきっかけに、本年5月から開催している企画です。
これまでミョウガタケ、ウド、寺島ナスを取り上げてきました。私は前回(寺島ナス)に続いて2回目の参加です。
食堂の一画に、江戸東京野菜コンシェルジュ関係の皆さんが30名ほど。
大竹道茂さんの開会挨拶に続き、八王子で代々農家をされているという生産者の中西真一さん(中西農園)からご挨拶。
江戸東京野菜にも認定されている八王子ショウガは収穫の最盛期に入っているそうで、地元の「道の駅」や都心でのマルシェに出してもすぐに売り切れるほどの人気だそうです。
多摩・八王子江戸東京野菜研究会代表の福島秀史さんからは、八王子市地域での取組み状況等について紹介がありました。9月3日(土)と21日(水)には、地元で「八王子の江戸東京野菜・八王子ショウガを知って味わってみよう!」と題する講座を開催される予定とのことです。
大竹さんの音頭で乾杯。
最初の料理は八王子ショウガのサラダです。薄く黄色味を帯びており見た目にも鮮やか。筋っぽさは少なく瑞々しく、生でサラダに入っていても全く違和感がありません。
箸休めのおひたしも。
オーソドックスに味噌をつけても頂きました。柔らかく、葉の中の部分も半分近くまでは頂けます。
続いて八王子ショウガの天ぷら。さくさくとした食感。香りはさらに柔らかくなったようです。
八王子ショウガの肉巻きは、お肉とショウガの異なる旨み・甘みの不思議なコラボレーション。
メンチカツにも八王子ショウガが入っていて、アクセントになっています。
最後は、八王子ショウガと芽ネギの握り寿司。さわやかな風味が口に広がります。
隣は八丈島産のメダイ(といったかな)のお寿司。これも東京産です。
ちなみに飲み物は、ビールやワイン、ソフトドリンク等に加えて、澤乃井(青梅市)の純米夏酒「涼し酒」など。これも東京産。
高層ビルの32階で、今回もたっぷりと東京産食材を頂きました。
このシリーズは、今後、滝野川ごぼう、早稲田ミョウガ等を予定されているそうです。
これらのイベントを通じて大都会・東京に住む多くの人達(消費者)が地元の野菜等に関心を持ってくれれば、ひいては日本全体の農業生産や食料自給率の面にも大きな好影響をもたらすことが期待されます。
さて、美味しい東京産食材を頂いた後は、国際交流(?)のために近くの台湾料理のお店へ。
江戸東京野菜コンシェルジュのお仲間で、お寺を拠点にしたNPO法人でマルシェ開催や情報誌発行の活動に携わっておられるNさんのお勧めのお店です。
カウンターだけ(軒先には少しテーブルも出せます。)の家庭的な、それでいて不思議なお店。
家庭料理風の腸詰や揚げ餅、それに麺線(台湾煮込みそうめん。始めて頂きました)など、いずれも美味!
紹興酒ハイボールには、やられました。
追伸:
江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座総合コース(第6期)が10月29日(土)、11月5日(土)、12日(土)の3回、東京・小金井市で開催されます(チラシ)。
東京の伝統野菜である「江戸東京野菜」の魅力を伝えるエキスパート育成を目的とした講座で、学識経験者、生産者、飲食関係の方等による多彩な内容です。私もフード・マイレージの関係でグループワークのお手伝いをさせて頂きます。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
(プロバイダ側の都合で1月12日以降更新できなくなっていることから、現在、移行作業を検討中です。)
◆ メルマガ :【F. M. Letter】フード・マイレージ資料室 通信
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