2016年も10月に入りました。初日の土曜日も相変わらずすっきりとしない天気です。
自宅近くに一画を借りている市民農園へ。
品川カブは、天候不順ながらそれなりに成長。もう少ししたら間引きする予定(でも、やはり遅いです)。
ちなみにベランダのプランターの方は、ひょろひょろながら、ようやく本葉は出てきたという感じ。
先週、ナスやコットンの株下に植えた白菜やキャベツの苗は、早くも虫喰いだらけ!
フェアトレードコーヒーのような森林栽培(?)を気取ったものの、やはりネットを掛けないと駄目かな。
トマトは薄く色づいたものの、やはり限界のよう。
蕎麦の実はたくさんできていますが、さて、収穫してもどのように調理すればいいのかな。
ちなみに天候不順のお陰で、新たに設置した簡易型雨水収集貯留装置(初号機)は大活躍。
そして翌10月2日(日)。ついに待ちに待った秋晴れ!
気温も上昇するなか、久しぶりに向かったのは東京・檜原村。島しょ部を除く東京で唯一の「村」です。
武蔵五日市駅 9時発のバス。紅葉にはまだ早く、緑の山肌が次第に車窓の両側に迫ってきます。
1時間弱で西川橋バス停。ここから徒歩数分でへんぼり堂に到着。3年ほど前にオープンしたイベントスペース兼古民家ゲストハウスです。
ちなみに人里(へんぼり)という難読地名は、人をあらわす蒙古語の「人」(フン)と新羅語の「村」(ボル)に由来するとの説も。
この日は、檜原村に移住された竹さん一家のお声がけによるナツハゼ収穫祭の日。
ナツハゼとは全国の山地・丘陵地に生育するツツジ科の落葉低木で、この季節に甘酸っぱい黒い果実をつけます。
へんぼり堂に荷物を置かせてもらい、早速、都道を渡った向かい側の斜面にあるナツハゼ林へ。
竹さんご夫妻始め、既に数人が作業を始めておらました。
竹さんが伐ってくる枝から、手で果実を外して収穫していきます。
果実は柔らかく、力を入れすぎると潰れて手に赤黒いしみを作ります。
まだ赤い未熟なもの、逆に熟れすぎて潰れかけているものは除外。
この日の参加者は、小学生の子どもを含めて20名ほど。
朝の自転車ロードレース(ヒルクライム)に参加された70代の男性も。ちなみに60歳以上の部で3位だったそうです。
やがて、発泡スチロールの箱2つがほぼ一杯に。
途中から1人でへんぼり堂の脇にあるゴマ畑へ。
もともと檜原村に通うようになったのはゴマがきっかけでした。
ほとんどゼロの日本のゴマの自給率を檜原村から1%に上げようというプロジェクト(野望?)があったのですが、当初の頃に比べると規模も縮小し、今年は生い茂る夏草の合間に数本が見えるといった寂しい状況。
これはひとえに、東京から通うはずの私たちの責任。
私自身、今年は一度も草取り等の作業に参加できませんでした。忸怩たる思いで、今さらながら株回りの草を抜いた次第。
へんぼり堂で各自、持参した昼食。Eさん(地元の酒屋さん)がビール等を持ってきて下さいました。
その後、歩いてすぐ下の渓流へ。
しばし子ども達は(大人達も)川遊び。気温は高いのですが、さすがに10月、水は冷たく感じられます。
収穫したナツハゼをざるに入れて、川の水に浸して細かな挨やゴミを洗い流しました。
みるみる見違えるような鮮やかな色に。
一部は私たち参加者の土産に分けて頂き、残りはジャムに加工するそうです。
劣化が早いため、この日のうちに委託先の業者さんに発送するとのこと。
ゴマも収穫することに。あっという間に終了。束ねてしばらく乾燥させます。
15時過ぎのバスを待つ間、すぐ近くにある加工場にこんにゃくを買いに行ったり、持参した日本酒を分け合って呑んだり。
秋晴れの、署い位の檜原村の1日を堪能させて頂きました。秋らしくウラナミシジミも目撃。
竹さんご夫妻、Eさん、今回もお世話になり有難うございました。
17時前に帰宅し、自分の畑のゴマを収穫。
この日の好天のせいか多くのサヤは既に弾けており、作業中にもパラパラとコマが地面に落ちるような状況。
新聞紙に包んで持ち帰り(多数のカメムシも同梱の模様)、しばらく室内に吊るして乾燥させ、年末頃に調製作業をする予定。
檜原村でのプロジェクトは頓挫してしまったような状況ですが、檜原村由来のゴマは今後も作り続けていく予定です。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
(プロバイダ側の都合で本年1月以降更新できなくなっていることから、現在、移行作業中です。)
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