オーガニックと有機農業

 2016,年12月4日(日)。
 自宅近くに一画を借りている市民農園。今年は天候不順に加え、ナス等を引き伸ばして秋冬作への転換が遅れたことから例年より生育が遅れています。
161204_1_convert_20161209013941.jpg
 その中でも品川カブ(東京長カブ)は比較的順調。かなり太ってきました。
 間引いたものを植え替えた方も、何とか育っています。
161204_2_convert_20161209014005.jpg
 12月6日(火)は、埼玉・小川町で若い有機農業者の支援や地域づくりに取り組んでおられる方と東京・青山のオーガニックレストランへ。
 ウェブサイトによると、「Farm to Table(ファーム・トゥ・テーブル)~信頼する農家から直送される食材の魅力を、そのままテーブルへ~」という米国・ポートランドの本店の思想をそのままにオープンした店とのこと。
 ここでしか飲めないというポートランドのオーガニックワインの飲み比べ。
161206_1_convert_20161209012915.jpg
 食材の多くは国内の契約農家等から調達しているとのこと。
 群馬・水上の長期熟成生ハム。生カボチャときのこのサラダ。
 ”キャロットミリオンハーブ”は、短冊状に切ったニンジンをオーブンで低温で2時間かけて焼き上げたものとのこと。
161206_2_convert_20161209012950.jpg
 ラムチョップのグリル。タコとポテトのオーブン焼き。ケールとサツマイモのグラタン。
 国産木材を多用した気持ちのいい空間で美味しく頂きました。ご馳走様でした。
161206_3_convert_20161209013007.jpg
 翌7日(水)は、先月に引き続き全国うまいもの交流サロン・なみへいへ。
 今月の特産地域は、被災地支援の意味も込めて熊本県玉名市と岩手県北リアス地域です。
161207_1_convert_20161209013026.jpg
 前菜は5点盛。
 中央は玉名市のシャクの唐揚げ。シャク(アナジャコ)とは遠浅の砂地に生息するエビの仲間で、寿司ダネ等になるシャコとは異なるそうです。ぽりぽりと頭から食べられます。
 北三陸からは寒締めほうれん草の白和えと、すき昆布のうま煮。
 野菜料理は玉名から。
 熊本名物・からし蓮根は江戸時代、細川家の家紋に似ていることから門外不出の料理だったとのこと。一文字(ひともじ)ぐるぐるはワケギを苑でて巻いたもので、酢味噌をつけて頂きます
161207_2_convert_20161209013043.jpg
 魚料理は水だこ(北三陸)と塩トマト(玉名市)のとカルパッチョ。水だこは柔らかく甘みが強いです。
 日本酒は、熊本の花の香(玉名市)と錦の露(和水町)、北三陸の八重桜(岩泉町)など。
 肉料理は、いわいずみ短角牛ステーキ。日本短角種は夏山冬里方式(夏は放牧、冬は牛舎)で育てられる赤身中心の牛肉。柔らかく、甘酸っぱい山葡萄のソースとよく合います。
161207_3_convert_20161209013102.jpg
 鍋料理は、玉名市天水町産みかんが入った「ベっびんみかん鍋」。なみへいの名物オリジナル料理です。
 〆にはうどん。
 デザートは玉名市からのサービスというイチゴ。熊本県が独自に開発し昨年デビューしたばかりの「ゆうべに(熊紅)」という品種だそうです。
 今月の特選コースも大充実。美味しく頂きました。ご馳走様でした。
161207_4_convert_20161209013121.jpg
 ところで12月8日は「有機農業の日」でした。
 2006年12月8日に有機農業推進法が成立してから10年目の節目です。
 国内における有機農業の面積シェアはわずか0.4%(農林水産省資料 p.9)に過ぎませんが、有機やオーガニック農産物に対す る消費者の関心は高いものがあります(前々日に行ったレストランのように)。
 ところが消費者の有機農業に対する関心やニーズは、安全で安心できる農産物の供給という点に限られているのが現実です。誤解を恐れずに言えば、消費者のほとんどは自分自身または家族の安全や健康といった(利己的な)ことしか考えていないのです。
 実は有機農業とは、単に農薬や化学肥料を使用しない農法というだけではありません。
 本来の有機農業の意義とは、日本有機農業研究会が1978年に「提携10か条」として整理したように、人と人との間を有機的につなげることなのです。
  ○ 生産者と消費者の提携の方法(提携の10カ条) 日本有機農業研究会HPより
     ①相互扶助の精神、②計画的な生産、③全量引き取り、④互恵に基づく価格の取決め、
     ⑤相互理解の努力、⑥自主的な配送、⑦会の民主的な運営、⑧学習活動の重視、
     ⑨適正規模の保持、⑩理想に向かって漸進
1609fes_convert_20161210110904.jpg
(写真は小川町オーガニックフェス2016 
 埼玉・小川町のように、生産者、事業者、消費者等が有機的につながり、人や資源が地域内で循環するような取組みが各地に広がっていくことを期待したいと思います。
 そのためには、消費者(私自身も消費者の一人です。)が、農業や地域のことに関心を持つことが必須です。
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
 (プロバイダ側の都合で1月以降更新できず、明年1月には閲覧もできなくなるため、現在、移行作業中です。)
◆ メルマガ :【F. M. Letter】フード・マイレージ資料室 通信
(↓ランキング参加中)

人気ブログランキングへ

One Reply to “オーガニックと有機農業”

  1. SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    自分の誕生日が有機農業の日になって嬉しく思っております。人と人とが有機的に繋がることは大事なことですが難しいことですね。人間関係でも化学肥料的な繋がりがたしかに増えていると思います。一時的な利益を求める繋がりでなく、じっくり発酵させていくような繋がりを求めていきたいものです。有意義なご意見をありがとうございました。

コメントは受け付けていません。