注文していた江戸東京野菜ジェラードがミルクが届きました。
磯沼ミルクファーム(八王子)の牛乳を使ったジェラードに、細かく刻んだ八王子しょうが入っています。食べてみるまでちょっと想像がつきかねたのですが、何とも爽やかな風味です。
お問合せ等は多摩・八王子江戸東京野菜研究会まで。
2017年1月22日(日)は、自宅(東村山市)近くの映画『あん』ロケ地を訪ねた後、久しぶりに東京・墨田区押上へ。
青空に聳え立つスカイツリーの近くに、「東京産の味」をふんだんに楽しめる押上よしかつ があります。
この日は、江戸東京野菜コンシェルジュ(江戸コン)協会の新年会。
役員、講座の講師、生産者の方たちに混じって参加させて頂きました。
納所二郎事務局長、大竹道茂会長に続き、江戸コン育成講座の講師も務められている よしかつ店長の佐藤勝彦さんから、 「意欲ある生産者の方々が、江戸東京野菜を末永く安心して作り続けていけるような環境づくりに、微力ながら飲食店の立場から力を尽くしていきたい」等の挨拶を頂きました。
最初に出して下さった漬物の盛り合わせは、練馬大根のたくあん(練馬区)、品川かぶ(東久留米)の醤油漬と三河島菜(同)の浅漬け。それに東光寺大根(八王子)のたくあん。
続いて、明日葉(三宅島)とスモークしたラム肉(八王子)のあえ物。
カルパッチョは、千葉沖の生びんちょうマグロも美味ですが、むしろ主役は上に盛られた小山田三つ葉の方です。横穴や地下室で栽培されている珍しい野菜だそうで、大竹会長がその様子の写真を見せて下さいました。
馬込三寸人参(練馬区)の千切り、むら芽(足立区)が散らされており、目にも鮮やかです。
卵焼き醤油麹味(卵は町田)。青梅市産のコンニャクイモを使ったコンニャクには内藤とうがらし(新宿の伝統野菜)の七味が添えられています。
それに滝野川ごぼう(新座市)の切株揚げ。
この日の〆は焼うどん(よしかつは、もんじゃ焼きも美味です)。
練馬・渡戸ファーム産小麦を使ったうどん。昨年12月の収穫体験の際にもお世話になった渡戸秀行さんが説明して下さいました。
ちなみに豚肉は東京の銘柄豚・東京エックス、下山千歳白菜(練馬区)、千住ネギ(足立区)、それに八王子産ショウガを使った紅ショウガ。
この日の乾杯は町田市産の禅寺丸を使った柿ワインでした。甘い柿の風味が楽しめます。少し炭酸で割っても美味。
それぞれ、お好みで東京産のビールや焼酎も。ソフトドリンクも充実しています。地元・豊島屋酒造の銘酒「屋守」(純米おりがらみ)が頂けたのは嬉しい限り。
デザートには、内藤かぼちゃ(小平市)のプリン。栗(あきる野市)が乗せられています。
途中、大竹会長から「とうきょうを、食べよう-とうきょう特産食材利用店ガイド」という冊子が紹介されました。東京都が地産地消に取り組む飲食店を応援するために作成したガイドブックだそうです。2020オリパラに向け、江戸東京野菜も色々と盛りあがりつつあるようです。
植木美江さんからはご著書『7色野菜の便利図鑑』の紹介もありました。野菜の美味しい食べ方や特徴が分かるそうです。
伝統野菜のページもあり、江戸コン協会の松嶋理事も素敵なイラストで登場されています。
2020オリパラに向け、真夏の大会期間にどのような食材を提供するかの工夫や検討も始まっているようです。
今年も、江戸東京野菜の取組みに注目していきたいと思います。