【ブログ】銀座農業コミュニティ塾 第4回勉強会

2018年7月3日(火)の未明、サッカーW杯の日本代表はベルギーに惜敗。

その日の朝は少し霞がかっていたものの、サムライブルーの空が広がっていました。
 青空も日本代表のチャレンジも、尽きるところはありません。

さて、7月5日(木)は雨。
 梅雨は明けたはずなのに、西日本では大雨の被害が拡がりつつあるとのニュース。… 続きを読む

【ほんのさわり】イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』

-イヴァン・イリイチ著、渡辺京二/梨佐翻訳『コンヴィヴィアリティのための道具』(2015/10、ちくま学芸文庫)-

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480096883/

著者は1926年、オーストリアに生まれ、神学、哲学、歴史学を学びカトリック司祭として活動した後、メキシコを拠点に産業社会への批判を展開した思想家です。
 1973年に刊行された本書は、その後のエコロジー運動や脱成長論の思想的な源泉の一つと位置づけられています。

本書のキーワード「コンヴィヴィアル」(convivial)は、一般的に耳に馴染みはなく、書くのも発音するのも大変です。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】共奏ファーム(埼玉・東松山市)


 東京・池袋から50分ほどの東武東上線・高坂駅で降り、15分ほどバスに乗って、さらに小川沿いの心地よい道を徒歩で20分ほど。
 そのような場所に共奏ファームはあります(車であれば高坂駅から10分ほど)。

オーナーのまさひこさん(桂政彦さん)については、本メルマガNo.111(2017.1/28)でも紹介させて頂きましたが、大手外資系IT企業をリタイアされた後、ホームページ製作支援会社・creativekeiの運営、各地での地域おこしに取り組んでおられるほか、最近は介護福祉士の資格を取得されるなど、多彩な活躍をされている方です。

地元の方とのご縁で、500坪ほどの耕作遊休地を使わせて頂けるようになったのが5年ほど前のこと。
 その頃は一面、背高泡立草やメルケン苅萱に覆われ、あちらこちらには野ウサギの糞が落ちていたそうです。そこをまさひこさんは、ほとんど一人で開墾して畑にし、固定種のトマトやサツマイモの栽培を始められました。… 続きを読む

【豆知識】GDPとFIFAランキング(経済とサッカー)

開会前はあまり盛り上がらないかと思っていたら、いざ始まってみるとついつい寝不足という人も多いのでは。
W杯の楽しみは、もちろん日本代表の応援もありますが、アフリカや中南米の「小国」が互角に戦うという面白さにもにもあります。

現代の産業社会の原動力は経済(おカネ)。したがって、国の大小(規模や実力)を決めるのは(軍事力を別にすれば)経済力です。それでは、経済大国ほどサッカーも強いのでしょうか。

リンク先の図100(祝・グラフ100号!)は、横軸にGDP(国内総生産の額)、縦軸にFIFA(国際サッカー連盟)のランキングをとり、W杯ロシア大会参加32カ国をプロットしたものです。

http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/06/100_WC.pdf続きを読む

【ブログ】 IBUKI-vol.3-“自分の好き”で突き抜ける

史上最も早く、6月中(29日)に梅雨が明けてからは連日の猛暑続き。

2018年7月1日(日)の午前中は、自宅近くの市民農園に足を運ぶものの30分で作業は断念。何とか収穫したキュウリ、トマト、インゲンを抱えて、午後から東京・北区赤羽へ。

少し時間があったので、駅の西側にある稲付城址へ。
 太田道灌の築城と伝えられ、石段を登ったところにある静勝寺の境内には道灌堂(道灌の木造座像を 安置)も。… 続きを読む

【ブログ】オーボエ・お笑いコラボ、レザミ寄席

2018年6月23日(土)は雨模様。
 某大学でのイリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』読書会の3回目は、「スマホはコンヴィヴィアルな道具か」等をテーマとしたディスカッションなど。

翌24日(日)は晴れ。
 自宅近くに一画を借りている市民農園は夏野菜の最盛期。福島・広野町由来のコットンの芽も出揃いました。

夕方からは東京・神田へ。… 続きを読む

【ほんのさわり】岩佐勢市「食育の祖 石塚左玄物語」


 岩佐勢市「食育の祖 石塚左玄物語」(2010/3、正食出版)
 http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=05_92116606/

著者は1949年福井市の生まれ。JA厚生連に勤務されていた時、住民検診の結果(偏食、運動不足等)に愕然として食育の活動に取り組み始められました。その活動の中で地元出身の偉人・石塚左玄に巡り会い、以後、左玄の研究を続けておられます。
 現在、NPO法人フードヘルス石塚左玄塾の代表も務められています。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】食育月間


 前号(No.144)では、毎年6月は「環境月間」であることを紹介しましたが、6月は「食育月間」でもあります。

2005年6月17日に成立した食育基本法を踏まえ、食育推進基本計画(第3次計画は2016年3月決定)において、毎年6月を「食育月間」とし、食育に重点的・効果的に取り組むこととされているのです。

期間中は、関係団体、地方公共団体、国などが連携し、全国各地で食育をテーマとした多くの取組やイベントが実施されます。
 6月23日(土)~24日(日)には、大分市において、第13回食育推進全国大会が 開催され、「明治150年」特別企画シンポジウムや各種展示等が行われます。… 続きを読む

【豆知識】増加する「孤食」


 一人で食事をする「孤食」については、子どもたちの問題として取り上げられることが多いのですが、実は大人の中でも孤食が増加しています。

農林水産省「食育に関する意識調査」によると、一日の全ての食事を一人で食べることがあることは「ほとんどない」とする人の割合が73.0%、「週に1日程度ある」が5.5%、「週に 2~3日」が 6.0%となっている一方、「週に4~5日」が4.3%、「ほとんど毎日」が11.0%となっています。
 つまり、週の半分以上(4日以上)、一日の全ての食事を一人で食べている「孤食」の人の割合は15.3%となっており、これは … 続きを読む

【ブログ】コンヴィヴィアルな畑

2018年6月16日(土)は、前週に引き続き都心の某大学へ。
 先週とは一変して小雨模様。気温も上がらず寒いくらいです。

途中の公園では紫陽花が見事でした。珍しい種類(野生に近いもの?)も植えられています。

前週から始まったN先生による読書会(非公開、ロコミ)の2回目。

イヴァン・イリイチ『… 続きを読む