言葉の重み

 日本フードシステム学会の2011年度大会は、6月18(土)~19(日)の2日、小雨の降り続く京都大学農学部で開催されました。
初日のシンポジウムのテーマは「食品安全行政と支援科学の役割-レギュラトリーサイエンスを考える-」。レギュラトリーサイエンスとは、科学技術の人間社会への適用のためのルール作りの役割をもつもの。今後、この分野における専門家養成の必要性等について議論されました。

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ひご野菜-熊本発の伝統野菜の取組

 6月4日(土)は、久しぶりの熊本行き。
 羽田空港への途中、久し振りに北品川の「マルダイ」大塚好雄さんを訪ねました。商品として取り扱うだけではなく、商店街に品川カブのプランターを配ったり、学校で栽培体験を指導したりと、江戸東京野菜の普及に力を入れられている八百屋さんです。
 ちょうど今週末は品川神社の例大祭だそうで賑やかです。
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「までい」の心、つながること。

 5月27日(金)の昼休み、文部科学省前の広場に中学生たちの元気な声が響き渡りました。
 宮城県の登米市立米山中学校3年生の皆さんです。
 登米市は内陸のため、津波の被害はほとんどありませんでしたが、隣の南三陸町からは多くの生徒が避難してきており、ボランティア活動もしてきたそうです。
 そして、東京に修学旅行に行ける自分たちにできることとして、修学旅行の最終日に募金活動をやろう、と生徒達が自ら言い出したのが、この日、実現したのです。
 生徒達の純真な気持ちは素晴らしいし、それに応えて実現にこぎつけた先生方のご苦労も大きかったものと察します。
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3.11からのリスタート

 吉田俊道さんという素晴らしい方がいらっしゃいます。
 長崎県佐世保市を拠点とするNPO「大地といのちの会」の代表として、自らも農業を営みつつ、最高のエコ+食育のツールである「生ごみリサイクル元気野菜&元気人間づくり」の普及活動を、幼稚園や小学校を中心に全国で展開されている方です。九州農政局在勤中に、大変お世話になった方です。(右は
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さいはらプロジェクト2011

 4月30日(土)、久しぶりに山梨県上野原市西原(さいはら)を訪ねてきました。
 「しごと塾 さいはら 2011」の第1弾イベントです。

 「しごと塾さいはら」については、… 続きを読む

想像すること、つながること

4月23日(土)は、久しぶりに神田のNAMIHEI(なみへい)を訪れました。「東京から故郷おこし」をコンセプトに2008年7月に開店、日本の各地域のおいしいものや郷土料理を紹介するとともに、様々な情報交換の場にもなっている、ちょっと変わった居酒屋さんです。

ここでは日頃から様々なイベントが開催されていますが、前日の金曜とこの日に開催されたイベントは、「頑張れ東北!たちあがれ陸前高田!! 続きを読む

うつくしまふくしま

 あれから1カ月が経過しました。
 しかし、未だ1万人を超える方が行方不明で、かつ福島原発事故は終息に向けた目立った前進も無く、事態は現在進行形と言わざるを得ません。言葉の軽さを痛感しつつも、被災されている方々に改めてお見舞いを申し上げるほかありません。

 東京では先週半ばから暖かくなり、桜も一気に満開となりました。

 通勤途中にあるH市立第五中学校横の桜並木です。
 ここの生徒達と先生方は、毎朝、道路を箒で掃除していて、通りがかる人にはいつも大きな声で挨拶をしてくれます。去年の秋から冬、毎日大量の落ち葉を降らせて生徒たちを困らせた桜並木は、今は生徒達を祝福するように満開の花をつけています。
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新年度のスタートです。

 東日本大震災の被災者の皆様には、心からお見舞い申し上げます。
 未曾有の大災害から3週間以上が過ぎましたが、今なお被害の全貌は明らかとはならず、さらに原発事故は予断を許さない状況の中、避難所等で不安で不便な生活を強いられている方々のお気持ちを思うと、言葉も見つかりません。

 その福島原発から電気を頂いていた東京・首都圏は、震災の直接的な被害は大きくはなかったものの、計画停電や水道水の放射能汚染の影響もあり、しばらくは混乱が続き、震災以降、多くの行事やイベントが中止となりました。
 そのような中、4月2日(土)には、NPO野菜と文化のフォーラム
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京都と金沢、2都ものがたり

 3月5日の土曜日は快晴、午前中の新幹線で京都に向かいます。
 空気が澄んでいて、車窓からは富士山、伊吹山などが綺麗に見えました。静岡県や滋賀県の方が羨ましい。
 12時過ぎに京都着、時間があったのでしばし御苑を散策。梅が満開です。
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