コツコツ小咄まとめ(2017.12/4~8)

2017.12/4(月)
 週始めのコツコツ小咄。
「都市部の農地は、失われて初めて貴重だったことが分かるね」
「はた(畑)と気がつくんだよね」

撮影地:東京・東村山市(2017.9/19)
 ある日突然、重機が入って造成が始まっていました。かなり広い農地で、季節ごとの作物や果樹が眼を楽しませてくれていたのですが。
 それから3ヶ月弱、今は不動産会社の「宅地分譲中」の幟がはためいています。

2017.12/5(火)
 今夜のコツコツ小咄。
「最後の一切れ、どうぞ召し上がれ」
「うーん・・・、やっぱり我慢します」
「深謀(辛抱)遠慮ですね」

撮影地:東京・杉並区(2017.8/25)
 チーズたっぷりのピザには、蜂蜜が添えられていました。

2017.12/6(水)
 今夜のコツコツ小咄。
「かんきつ類の芳香が漂ってくる季節になったね」
「好機(香気)到来だね」

撮影地:東京・東村山市(2017.11/7)
 自宅玄関前のプランターのスダチはとっくに終わってしまいましたが、みかんなど柑橘類の美味しい季節になりました。
 小雪の末候・橘始黄(たちばなはじめてきばむ)も終わり、いよいよ冷え込んできました。

2017.12/7(木)
 今夜のコツコツ小咄。
「冷え込んできたね~」
「時節柄、お身体大切(大雪)に」

撮影地:自宅近くに借りている市民農園(東京・東村山市、2016.11/25)
 時候は二十四節気の小雪から大雪へ。今のところ去年のような積雪はありませんが。
 忘年会シーズンでもあり、食べ過ぎ、飲み過ぎにも注意しましょう(←自戒)。

2017.12/8(金)
 76年目の今夜のコツコツ小咄。
「真珠湾攻撃の報に接した時は、どんな気持ちでしたか」
「豪華な丼が出てきた時のようだったね」
「えっ、どういう意味ですか?」
「開戦(海鮮)を喜びましたから」

撮影地:東京・練馬区(2016.9/1)
 ラジオで日米開戦の大本営発表を聞いた竹内好(中国文学者)は「爽やかな気持ち」で受け止め、伊藤整(小説家)は「今日は人々みな喜色ありて明るい」と日記に綴りました。(加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』より)。
 「戦争責任」という言葉がありますが、軍部や政治に引きずられたばかりでは無いようです。
 良い週末を!