【ブログ】こどものための名画おはなし会(第1回)

2018年1月14日(日)。晴れて乾燥した日が続きます。
 久しぶりに東京・自由が丘のシェア奥沢へ。この日10時から開催されたのは「こどものための名画おはなし会第1回『ギリシヤ神話いろいろ』」と題するイベント。

毎月、開催されている「西洋絵画を楽しむ会」の子ども向け版とのことで、参加者は子ども3人を含む20人程です。

この日の「おはなし」は、ギリシャ神話を素材とした5つです。
 「まこちゃん」さんが進行、Mさん(「楽しむ会」主催)の解説、そして絵本の読み聞かせ活動等をされているUさんが気持ちを込めて朗読していきます。

最初は「アポロンとダフネ」。競技の勝者に与えられる月桂冠の由来も語られます。
「おはなし」ごとに、会場の子ども達の質問や感想を受けながら進んでいきます。

続いて「オルフェウス」。黄泉の国が不気味です。
 3話目は「イカロス」。空を高く飛びすぎて海に墜落してしまいますが、羊飼い等の姿はいつもと変わりません。

さらに「ナルキッソスの話」。
 泉に映る自分の姿に恋をしたナルキッソスは、とうとう水辺に咲く水仙になってしまいます。

そして最後は「パンドラのはこ」の物語。
 2種類のストーリーがあることも紹介された後、さて、あなたのパンドラの箱には何が入っていますか、という問いかけがなされた後、会場を設営し直して「おえかきワーク」に移ります。

まず、厚紙を切って組み合わせた台紙(これがスグレモノ!)の表側に、思い思いに「箱」を書きます。

なるべくたくさんの色を使って下さい、という「まこちゃん」さんの言葉もあり、子ども達はクレヨンを使って色鮮やかな箱を描いていきます。

箱ができると、こんどは箱に入っているものを描くのですが、切れ込みの入った台紙を横に引っ張ると、裏返しになって開くようになっているのです(良くできています)。

そこにお化けや星など、様々なものを描いていきます。子どもたちは、お絵描きが大好きです。

ちなみに大人もワークショップに参加。
 イラストレーターのTさんは、もちろん「猫」(さすが!)。画面いっぱいに大きなハートを描いた女性も。
 私はお化けつながりで「塗り壁」もどき。人生の箱が開いても、壁があるという意味を込めています(?)。

12時近くになり、昼食を出して下さいました。
 熱々のマカロニグラタンなどを頂きながら自己紹介や懇談。ご馳走様でした。

子ども向けという趣旨でしたが、ギリシャ神話の知識の乏しい私にとっては十分に楽しめる(ちょうどいい)内容でした。
 「第1回」と銘打たれていることから、今後も継続して開催されるものと思われます。

ところでTさんから、猫好きの仲間とともに「ねこ初め2018」(今年は犬年ですが)と題する展覧会の案内を頂きました(1/19~28、東京・高円寺)。
 猫Loveの方、お近くの方は、足を運んでみて下さい。