【豆知識】14歳児童の平均身長・体重の推移

先の大戦は国民生活に様々な深刻な影響(困窮)を与えましたが、その一つが食糧不足でした。その影響は、育ち盛りの児童の体格の統計結果に象徴的に表れています。

文部科学省(旧文部省)のホームページには、1900(明治33)年度以降の児童の平均身長・体重が年齢別に掲載されています(1920年及び1940~47年は欠落)。

リンク先の図103 は、このうち14歳の男女の平均身長及び平均体重の推移を示したものです。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/08/103_taikaku.pdf

これによると、太平洋戦争前に最後に調査が行われた1939年における14歳男子の平均 身長は152.1cm、平均体重は43.6kgでした。これが、戦後、最初に調査が行われた1948 年には、身長は 146.0cm へと6.1cm(4%)縮小するとともに、体重は38.9kgへ4.7kg(実に10.8%も)減少しているのです。
 女子についても、それぞれ2.1%、7.4%減少しています。

なお、この1948年の男子の数値は、平均身長では1902年頃、平均体重では1914年頃のレベルに相当します。戦中・戦後の食糧不足は、育ち盛りの子ども達の体格を、実に30~40年ほども逆行させてしまったのです。

ちなみに、1年前の本メルマガ「ほんのさわり」欄でも紹介した野坂昭如『火垂るの墓』の主人公・清太も14歳(妹の節子は4歳)でした。

[参考]
 文部科学省「学校保健統計調査」)
 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/1268826.htm
 (統計表は「統計表一覧」>「年次統計」にあります。)

野坂昭如『火垂るの墓』(ほんのさわり、本メルマガNo.124,、2017.8/6配信)
 http://food-mileage.jp/2017/08/18/hon-20/

【掲載】F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-【ID;0001579997】
  https://archives.mag2.com/0001579997/