師走の1週間

 20101213() 雨
19時から新宿のライブハウスNaked Loftでトークライブ「これで良いのか日本の原子力政策」。出演は河野太郎氏(衆議院議員)、飯田哲也氏(NPO法人環境エネルギー政策研究所所長) 、鈴木達治郎氏(原子力委員会委員長代理)。ユズ茶を飲みながら河野氏からは鋭い突っ込み、鈴木氏は公職の立場ともバランスを取りつつも興味深い発言、そして飯田氏からは「新政権の環境エネルギー政策はなぜ逆噴射したか」(『世界』2011.1月号)という問題提起。日本が自立できていないのは食料だけではない、というのがよく理解できました。
14() 曇り
さいたま市(浦和)生活文化・地域協同研究会の月1回の定例学習会に遅れて参加。この日の講師は埼玉県農民連盟の立石会長「米をつくってメシが食えない」。今年の稲作は春先の低温と夏の猛暑により品質が低下し、埼玉県産米の1等比率は29(全国平均では63)に留まり、消費の減退もあって厳しい状況にあるとの説明がありました。そういった中、労働組合が米を買い支えるなど、新しい動きが見られることについても紹介がありました。
終了後は浦和駅近くの中華料理屋さんで忘年会。それにしても協同研の皆さん、高齢化が進んでいますが(失礼)頑張っておられます。「野の文化学習会」は来年は20年になるそうで、無理はせず、続けていければ素晴らしいと思いました。
 15() 晴れ

  昼休み、霞が関の農林水産省の屋上のプランターに植えていたサツマイモを掘ってみましたが、まあスティックサラダにして食べられるかどうかという大きさ、およそ食料自給率の向上には貢献できませんでした。
 午後から全日通霞が関ビルで開催された日本LCA学会の講演会に参加。テーマは「LCAの成果と反省、今後の展開」。現在の国および民間の取組、UNEPなど国際機関の研究成果等について多くの知見を得ることができました。

 16(木) 晴れ、風は冷たい。
 今日のお昼は、お茶の水にあるフェアビンデンのお弁当。「誠実な国内生産者の食材」を使ったお弁当を作ってくれていて、農林水産省にも月に1回程度、出張販売してくれます。
 この日の献立は船橋農産物供給センターの食材を使ったミートローフなど。美味しく頂きました。
 17() 晴れ
 竹橋の「ちよだプラットフォームスウェア」で開催されたNPO法人農業情報総合研究所が主催する勉強会に参加。この日のテーマは「鮫川村における地域ビジネスと大学の役割」。東京農業大学は、10年以上、福島県の鮫川村と連携して地域ビジネスを起こすサポートをされています。学生たちも巻き込んだ積極的な活動の内容について入江彰昭先生から説明があり、最後にはお豆腐屋や漬物の試食もありました。ちなみに「手まめ館」のホームページはこちら。
 終了後は神保町で懇親会兼忘年会。
 18() 晴れ
 水道橋で開催された環境保全戦略講座に参加。主催は地球環境基金、企画運営は「環境・持続社会」研究センター(JACSES)。参加者はNPO、民間企業等の若い方から年配の方まで。政策提言のための実践的研修です。まず、環境省の小林事務次官から「地球温暖化対策に関する国の取組と民間団体」と題して基調講演、地球温暖化問題の現状と課題が俯瞰できる素晴らしい内容でした。続いて環境自治体会議、連合の方からの講演、そして4グループに分かれてのワークショップ。京都議定書を延長すべきかとい
うテーマは、素人には少し難しかったです。最後に国学院大・古沢広祐先生によるコメント。持続可能な社会の形成に向けての課題等について、的確にまとめて頂きました。大変、内容のある講座でした。
 終了後は水道橋駅近くの居酒屋で懇親会兼忘年会。
 19() 晴れ
 振り返ると、何のことはない飲んでばかりの1週間でした。日曜は遠出せず身の周りの整理など。大掃除をしなければ。
 午後、暖かそうな陽射しに誘われて自転車で散歩。東京・多摩に位置するH市には雑木林があちこちに残っており、一部は公園として整備されています。欅などの落ち葉を踏んで歩くと、カサカサとした音と感触が心地よいものです。
 いよいよ押し詰まってきました。残された問題は色々とありますが、その一つは
有馬記念を前に口座の残額がゼロになったことです。