年度も押し詰まってきました。
すでに日比谷公園の桜は満開、昼休みには多くの人がカメラを構えています。
少し寒が戻ったお陰で、週末まで桜はもつかも知れません。
さて、農林水産行政等についての情報提供や消費者相談の窓口である農林水産省「消費者の部屋」では、1~2週間と期間を区切っての「特別展示」を行っています。
今年度の最後、3月27日(金)までは、「食と農林漁業に青春捧げます!~食と農林漁業大学生アワード~」がテーマ。
「食と農林漁業大学生アワード」とは、昨年11月の「食と農林漁業の祭典」において、食と農林漁業に関わる取組を行っている大学生グループによる活動発表が行われたものです。
今回の特別展示では、その時の模様も含め、全国各地の大学生による活動内容をパネル等で紹介しています。
26日(火)の昼休みにのぞいていましたが、「アワード」で農林水産大臣賞を受賞した東京家政大学「白藤プロジェクト」の皆さん、農業に関心が高い大学横断的な学生サークルSOLAの皆さん達がおられました。
昨年3月、笹塚で開催された活動報告会に参加して以来、久しぶりに再会した方も。
農林漁業に魅力を感じ、ユニークな活動をされている大学生のグループが日本の各地にあることに、心強く感じた次第です。
28日(木)の12~13時には、大学生グループによるプレゼンと、大学生グループが開発した商品の試食も行われるとのこと。
「消費者の部屋」の場所は、東京・霞が関の農林水産省 北別館1階(メトロ霞ヶ関駅A5、B3a出口すぐ)、時間は10時から17時(最終日は13時まで)で、一般の方も利用できる食堂も隣接しています。
入館手続きは不要ですので、ご関心のある方は気軽に足を運んでみて下さい。
ところで、年度替わりは人事異動の季節でもあります。
私の職場でも、親しく仕事をしていた同僚の数名が異動することになり、27日(水)の夜に送別会を開催しました。
会場は、このブログでも何度か紹介している「東京から故郷おこし」がコンセプトの神田「なみへい」です。
オーナーの川野真理子さんが、いつもの笑顔で迎えて下さいました。
月替わりの特選メニュー、今月は、天橋立で有名な京都・舞鶴の特集です。
日本酒は、舞鶴に加えて青森や千葉のお酒も出して頂きました。
料理は、まず前菜5点盛として、舞鶴産万願寺とうがらしの醤油漬け、鯖のへしこ、舞鶴産かまぼこ等。
かまぼこは、近海でとれた鮮魚のすり身を4割以上使って独自の2段階蒸し上げ法によるとのこと。
この日は、異動する群馬出身のO氏が、手作りのこんにゃくとスイス土産のワインを持ってきてくれました。群馬と舞鶴、スイスとのコラボが実現です。
魚料理は、アジのみりん干し。
野菜料理は、とっちゃん岸壁トマト(「岸壁の母」で有名な引揚桟橋近くで栽培されているそうです。)と生ハムのサラダ。トマトは甘かったです。
続いて肉料理は、京野菜・九条ネギたっぷりの豚ロースト。
さらに、郷土料理の鍋は舞鶴おでん。
カタクチイワシ等の煮干しを使った「じゃこ出汁」に、舞鶴特産の佐波賀(さばが)大根、鰯竹輪、平天、卵、こんにゃくなどを入れた家庭料理です。
佐波賀大根とは、舞鶴市佐波賀地区で作られてきた伝統野菜で、昨年12月には「京の伝統野菜佐波賀だいこん食文化振興研究会」が設立され復活・普及に取り組まれているとのこと。
「〆め」には土鍋炊きご飯と漬物。舞鶴産アジの桜干しが添えられています。
ちなみに、なみへい4月の特選コースは、奈良県の曽爾村(そにむら)の特集だそうです。
東京にいながらにして、地方の美味しい料理やお酒を頂けるのは、有り難いことです。
ところで3月25~26日にかけ、高裁での選挙無効判決が相次ぎました。
1票の格差是正は当然ながら、「0増5減」で定数を減らされる県出身者だからという訳ではありませんが、釈然としない思いを拭い切れません。
グローバル化と経済のサービス産業化の進行により、人口も雇用も東京等への一極集中が進み、都市と地方との間で格差が拡大しつつあるのが現状です。
日本全体として、バランスの取れた社会を創っていくという観点が必要ではないかと感じています。
子の論点は、機会があれば稿を改めて考えてみたいと思います。
【ご参考】
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