2014年4月11日(金)の夕方は、新宿のダイニングカフェ「結・YUI」へ。
新宿区議の根本二郎先生(福島・いわき市ご出身)が、東日本大震災被災地の復興支援のために運営されているカフェです。
ここでは毎月11日、国際環境協力や有機マルシェに取り組む「すずめの未来市」と共催し、復興の集い「結イレブン」と称する復興支援交流カフェが定期的に開催されています。
ふくしまにゆかりのある方、関心のある方ならだれでも参加でき、郷土料理や地酒を囲んで語り合う会です。
この日(4月11日)は、この春、ふくしまに行けるツアー情報を一挙に紹介するという「結イレブン vol.4~『ふくしまみらい』なツアー・一挙大紹介!~」。
開始時間の19時に伺うと、さほど広くない店内は15名ほどの参加者で一杯です。
乾杯の後、B4版の紙に名前、福島との関わり、これから行ってみたいところ等について書き出し、それを掲げながら、各自、自己紹介。
特定非営利活動法人「元気になろう福島」の事務局長の方(会長は根本先生です。)、ボランティアで除染のための資材を開発されている方、IT関係の方、観光会社を経営されているハワイ出身の方、歯科医、練馬にお住まいのご夫妻など。
イベントを知らずに来られた地元の常連さんも、輪に加わります。
この日、紹介されたツアーは、以下のようなものでした。
5月31日出発「福島の今を知り、私たちの未来を考える2日間-第5弾-どろんこ田植え」。
HISとともに主催するきぼうのたねカンパニーは、二本松市東和地区で父と同じ有機農業を営む菅野瑞穂さんが震災後に立ち上げられた会社です。
5月3~5日「早稲谷堰さらいボランティア」。
喜多方市の山間部にある江戸時代に掘られた素掘りの水路を維持・管理するためのツアー。中心となっておられるのは、千葉出身、会社勤務を辞めて新規参入された浅見彰宏さんです。
みんぷく防災ツアーは、「災害からの学び」のための体験学習(スタディツアー)。団体・組織で申し込みができます。
主催は、特定非営利活動法人 3.11被災者を支援するいわき連絡協議会。
ふよう土/おてんとSUN地域ツアー(いわき市)は、“知って、感じて、考える”きっかけとなるような体験ができるオリジナルのスタディツアーを企画してくれるとのこと。津波から復活した商店街、オーガニックコットン畑、コミュニティ電力等の現場を回ることができます。
主催は、特定非営利活動法人ふよう土2100(いわき市)。理事の里見さんの旅館では、昨年、オーガニックコットン・ツアーの際に何度も温泉を頂きました。
5月9日夜出発の「ふくしま復興かけはしツアー」は、相双地区(相馬市、南相馬市、新地町)の被災地が抱える課題を理解し解決策を探るためのもの。
一般社団法人 Bridge for Fukushima が主催しています。
5月4~5日と31~6月1日に予定されているのは「郡山市・田村市・葛尾村の伝統と暮らしに触れる-命にであう旅」。
葛尾村の方たちが避難している三春町で、農作業体験や祭りの見学ができます。有名な田村市のアトリエ「蓮笑庵-くらしの学校」にも立ち寄るそうです。
根本さんからは、5月24日出発ほか「てまえ酒つくり体験ツアー」(金山町観光物産協会主催)と、4月27日の「さとやま音楽交流会」(ひのはら里山ファーム主催)の紹介もありました。根本さんは、東京都の本土唯一の村・檜原村との交流活動にも熱心に取り組んでおられます。
ツアーの紹介に合わせて、福島の地酒も続々と紹介されました。
中通りからは「一歩己(いぶき)」(古殿町・豊国酒造)、会津からは純米「ほし」(喜多方市・喜多の華酒造場)。
そして浜通りからは「寿」(鈴木酒造店・長井蔵)。浪江町にあった蔵は津波で被災、現在は山形県長井市で酒造りを再開されています。
いずれも、なかなか東京では飲めないレアものとのこと。特に「寿」はオークションでSさんが落札し、振舞って下さったもの。ご馳走様でした。
この日、紹介されたツアーは、4月19日(土)、20日(日)に代々木公園で開催される「アースデイ東京2014」に出店するブース「ふくしまみらい」においても紹介される予定とのこと。
大震災から丸3年が過ぎ、今こそ、被災地を訪ね現状を知ることが必要になっています。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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