2015年も実りの秋を迎えました。各地では、収穫祭など様々なイベントが目白押しです。
11月1日(日)は、前日と違ってさわやかな秋晴れの一日になりました。
10時半頃に東京・日比谷公園に到着。毎年恒例の「土と平和の祭典」の開催日です。
主催は種まき大作戦 実行委員会、実行委員長は藤本八恵さん(Yae)です。
まずは、まっすぐにメインステージ前へ。
和太鼓バンド・GOCOO(ゴクウ)の演奏が最高潮に達しつつあります。毎回のことながら、すごい迫力です。
それにしても、この上ない好天に恵まれました。
しばしブースを見て回ります。各地の様々な、こだわりの特産品等が並んでいます。銀座の蜂蜜なども。
山梨・上野原市西原(さいはら)の方達(びりゅう館)も出展されていました。雑穀の製品や野菜など。
隣は、援農ツアー等を実施している週末農風のブース。
何カ所かあるステージでは、ライブやトークショーが次々と行われています。
11時35分からメインステージで開催されたのは、「ぼくらが農家になったわけ」と題するトーク。
Yaeさんの司会で、浅見あきひろさん(福島県有機農業ネットワーク事務局長/福島)と戸松正行さん(帰農志塾、日有研/栃木)が登壇。
浅見さんの奥さまには、昨日、世田谷区経堂で貴重なお話と、美味しい料理を頂いたばかりです。
あきひろさんからは、1993年の平成の米凶作をきっかけに新規就農を志したこと、今は会津地方の山間部で農業を営んでおられること等について紹介がありました。
戸松さんが「最近は生産者サイドからの発信は多いが、生協など消費者サイドからの発信(こんなものが欲しい等)が少ないのでは」と発言されていたのが印象に残りました。
会場の一隅には、足踏み脱穀の体験コーナーも。チャルカで綿糸を紡ぐ実演と体験ができるブースもありました。
1回300円で「地球をすくう」ゲームも。ちなみに水流を起こすモーターは太陽光発電で駆動しています。
12時からは、暮らしの種まきエリア(芝生)で「地球を冷やせ!」のトーク。
髙坂勝さん(たまにはTSUKIでも眺めましょ)を司会に、桃井貴子さん(気候ネットワーク)、吉田明子さん(FoE Japan)、古野誠さん(350.ORG)、長谷川平和さん(緑の党グリーンズジャパン)が出演。
12月にパリで開催予定のCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)に向けての課題等について話し合われました。
12時40分からは(忙しい!)メインステージで「土こそ宝」と題するトーク。
今年の国際土壌年にちなみ、私たちの命を育み、いつか還る故郷「土」をいかに守るのか?がテーマです。
出演は加藤登紀子さん、高野孟さん(インサイダー編集長)、それに金子美登さん(全国有機農業推進協議会理事長、霜里農場/埼玉)。
高野さんは世界の文明史は土壌の歴史であること等を紹介され、金子さんは昨年来の米価下落の深刻な状況など、有機農業の現場の状況を訴えられました。途中から山田正彦さん(元農相、弁護士)も飛び入りで登壇。
なお、金子さんはトークの前後には、会場に設けられた新規就農のブースで相談を受けられていました。
竹の大きなピラミッドやブランコでは、子ども達の歓声が途切れません。芝生広場でくつろぐ家族やカップルの姿も。
今年の祭典は、日向は汗ばむほどの陽気に恵まれました。
15時半頃に帰宅。
その後、むしょうに土に触りたくなり、自宅近くの市民農園へ。
ブロッコリやキャベツは順調に生育し、ネットが窮屈になってきました。
伝統大蔵大根の一部や落花生は、間もなく収穫できそうです。
【ご参考】
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