【オーシャン・カレント】都庁職員食堂(西洋フード・コンパスグループ)

戦後からの復興を象徴するかのように東京・西新宿にそびえる東京都庁第1庁舎。
 その32階南側に西洋フード・コンパスグループ(株)が運営する都庁職員食堂があります。職員だけではなく、用務で都庁を訪れた一般の方等も利用することができます(入庁するためにはセキュリティ上の手続きが必要)。

この食堂は、都内産農林水産物を積極的に使用し、その良さを来店者等に情報発信する飲食店「とうきょう特産食材使用店」として東京都により登録されており、八丈島産のメダイや東京X豚を用いたメニューも提供されています。

さらに2016年5月からは、毎月、「江戸東京野菜フェア」として、旬の江戸東京野菜を特集した特別メニューが期間限定で提供されています(夜のみ)。これまで亀戸ダイコン、寺島ナス、川口エンドウ等が取り上げられてきました。
 さる7月は「おいねのつる羊」の特集でした。おいねのつる羊とは、東京都の西端・檜原村に伝わる伝統のじゃがいも。昨年、江戸東京野菜に追加認定されたばかりです。
 山梨県からお嫁に来た「おいね」さんという人が種羊を持参し、作り始めたと伝えられています。ちなみに「つる」とは山梨・都留地方(地名)を指しているそうです。

今後も、ほぼ月1回のペースで様々な旬の江戸東京野菜を取り上げていく予定とのこと。まだ一般的には珍しい江戸東京野菜が食べられる企画として、これからも注目・期待しているところです。

[参考]
 西洋フード・コンパスグループ(株)東京都庁店(とうきょう特産食材使用店)
  http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/norin/syoku/ouenten/shop/info_204.html
 西洋フード・コンパスグループ(株)
  http://www.seiyofood.co.jp/

F.M.Letter No.124, 2017.8/6配信】掲載