【ブログ】第26回 西原ふるさと祭り

2017年10月8日(日)。西原(さいはら)ふるさと祭りの当日は6時過ぎに起床。
 「西原ife 体験宿 したで」はふかふかと温かい布団もあり、寒いのではという心配は無用でした。

 顔を洗って外に出てみると、朝日のなか、素晴らしい光景が広がっていました。この日も晴天。滴るような緑の美しさです。

体験宿のオーナー・Oさんは、子どもコーナーの出展準備のため、2人のお子さんとともに7時過ぎには出発。猫は置いてけぼり。
 ちなみにOさんも移住者で、地元の方と結婚され、子育てをしつつ様々な地域の活動に積極的に取り組んでおられます。

大自然の中でコーヒーを頂き(美味!)、しごと塾チームも8時半過ぎに出発。

会場となるびりゅう館近くに到着。
 すでに多くの人が集まり、第26回 西原ふるさと祭りの準備が進められています。

今日から参加の2人と合流。今回は総勢8名です。
 しごと塾チームもテントの下にテーブルなどを設営。昨日準備しておいたジャガイモのほか、持ち寄った材料や調理器具を並べていきます。

全員で「ジャガレット」調理の手順のを最終確認しながら試作。
 まず「甘味噌味」。包丁で角切りしてミキサーにかけ、粗みじん切りにしたものに、味噌、砂糖、かたくり粉(つなぎ)をよく混ぜ合わせ、分量を計って焼いていきます。

ガスコンロ2基で焼く予定だったのが、フライパンの1つが焦げ付くために1基だけで焼くことに。
 調理の手順も見直し。いくら事前に纏密に準備したつもリでも当日の状況で刻々と変わります。

続いて「チーズ味」を試作しようとすると、「あっ、チーズを民宿の冷蔵庫に忘れてきた!」。
 暗雲が漂う中、10時を回って祭りがオープン。

脇のテーブルにはしごと塾のパンフレットを置き、これまでの活動の写真を貼り出しました。
 出展の目的はジャガレットを販売することではなく、しごと塾の活動の内容(地元の皆さんにお世話になっていることのお礼を含めて)を知ってもらうことです。

通りがかりの方が覗いてくれます。
 「ジャガイモはいつも食べている」という人にもジャガレットは珍しいようで、試食して美味しいと注文して下さる方も。そのうちにメンバーの一人が取りに帰ってくれたチーズも到着。

ところが、今度は調理の方がなかなか追いつきません。

隣のNPOさいはらのブースでは「せいだのたまじ」のほか、炊き込みご飯、おでん、串団子、生ピール等が飛ぶように売れているようです。
 他にもヤマメの串焼き、ホルモン焼き、うどん、焼きそば等のブースも大盛況。

交代で食事をしたり、ステージを観に行ったり。自分達も祭りを楽しみます。

ステージでは吹奏楽、古在家神楽、藤尾の獅子舞、三頭太鼓の演奏など。
 午後にはゲストの冠二郎さんが登場。歌いながら観客席に下りて握手して回ると、「こっちにも来て~」と黄色い(?)声援が飛びます。

15時過ぎには、最後のプログラム・福引大会も終了。出展者も撤収作業に入ります。

しごと塾のジャガレットは、実行委員会の方や近くのブースの方達が(みかねて?)3~5個とまとまった数を注文して下さったこともあり(有難うございます)、目標を1つ上回る51個を完売(祝!)。
 準備したジャガイモもすべて使い切りました。
 もっとも、自分達で買って食べた分もあるので「粉飾決算」気味ではあります。

祭りの後は、いつもお世話になっているNさん宅へ。
 アワの脱穀作業をされている傍らで、とうもろこしの皮むき作業をお手伝い。しごと塾の分を先に干させて頂いていて、Nさん宅の分は後回しになっていたのです。

カビが生えているものもありますが、皮を剥くと、黄金色に輝く宝石のようなトウモロコシが現れます。
 「甲州もろこし」という在来種で、茹でて食べると、もっちりとした噛み応えがあります。

その後は、Nさん宅の座敷に上がらせてもらってお茶を頂きました。蕎麦も食べていくように勧めて下さいましたが、この日は失礼させて頂きました。

最後も、萌号が上野原駅まで送って下さいました。
 電車はそこそこ混んでいます。
 ほぼ一日、立ちっ放しだったための疲労感と、それ以上の満足感を覚えつつ、帰途につきました。

さいはらを訪ねると、いつも癒されます。
 しごと塾さいはら では、これからも蕎麦の収穫、小麦の種まき等のイベントを計画しています。