【豆知識】地域における食事会等への参加意向等

農林水産省「食育に関する意識調査報告書」(平成28年3月)は、全国の20歳以上の3,000人(有効回収数率:59.7%)を対象に、調査員が個別面接することにより調査したものです。
 このなかには、地域における共食に関する項目も含まれています(リンク先の図85)。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2017/11/85_kyoushoku.pdf
 地域や所属コミュニティ(職場等を含む。)で食事会等の機会があれば参加したいと思うか聞いたところ、「そう思う」(「とてもそう思う」と「そう思う」の合計) と回答した人は47.7%となっています。
 なお、男女別では男性42.9%に対して女性51.5%と、女性の方が高くなっています。

また、実際に食事会等に参加した人に「どのようなことが良かったか」と聞いたところ(複数回答)、「コミュニケーションを図ることができた」(86.8%)、「楽しく食べることができた」(76.8%) が特に多く、「地域の状況を知ることができた」(38.2%)、「食の知識や興味を増やすことができた」(24.8%)等も多くなっています。

一方、参加していない人に「今後、どういう条件であれば参加したいと思うか」と間いたとこ ろ、「友人や知人からの呼びかけ、誘いがあること」(50.0%)、「食事会等が参加しやすい 場所で開催されること」(49.0%)、「食事会等が参加しやすい時間に開催されること」 (46.0%)等を挙げる人が多くなっています。

このように、地域における共食については、関心を持つ人が多く、また、実際に参加した方は多くのメリットを感じているという状況等が伺えるのです。

[出典等]
 農林水産省「食育に関する意識調査報告書」(平成28年3月)
  http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/ishiki/h28/
 ウェブサイト「フード・マイレージ資料室-F.M.豆知識」
  http://food-mileage.jp/category/mame/

フード・マイレージ資料室通信 No.130(2017年11月3日(金)[和暦 長月十五日]発行)所収]