【豆知識】GDPとFIFAランキング(経済とサッカー)

開会前はあまり盛り上がらないかと思っていたら、いざ始まってみるとついつい寝不足という人も多いのでは。
 W杯の楽しみは、もちろん日本代表の応援もありますが、アフリカや中南米の「小国」が互角に戦うという面白さにもにもあります。

現代の産業社会の原動力は経済(おカネ)。したがって、国の大小(規模や実力)を決めるのは(軍事力を別にすれば)経済力です。それでは、経済大国ほどサッカーも強いのでしょうか。

リンク先の図100(祝・グラフ100号!)は、横軸にGDP(国内総生産の額)、縦軸にFIFA(国際サッカー連盟)のランキングをとり、W杯ロシア大会参加32カ国をプロットしたものです。

 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/06/100_WC.pdf続きを読む

【豆知識】増加する「孤食」


 一人で食事をする「孤食」については、子どもたちの問題として取り上げられることが多いのですが、実は大人の中でも孤食が増加しています。

農林水産省「食育に関する意識調査」によると、一日の全ての食事を一人で食べることがあることは「ほとんどない」とする人の割合が73.0%、「週に1日程度ある」が5.5%、「週に 2~3日」が 6.0%となっている一方、「週に4~5日」が4.3%、「ほとんど毎日」が11.0%となっています。
 つまり、週の半分以上(4日以上)、一日の全ての食事を一人で食べている「孤食」の人の割合は15.3%となっており、これは … 続きを読む

【豆知識】熱帯夜の年間日数の長期推移


 近年、世界各地で多数の人的被害をもたらすような気象災害が多数発生するとともに、世界的に気温の高い年が頻出するなど、着実に進む地球温暖化が気候に与える影響が顕在化しています。
 日本の気象庁の「大雨や猛暑日など(極端現象)の長期変化」は、極端な高温(35℃以上の猛暑日)や強い雨(1時間当たり50mm以上)などの長期変化に関する情報などをまとめているポータルサイトです。

添付の図98は、極端現象のうち熱帯夜の日数(ここでは日最低気温25℃以上)の長期的推移を示したものです。なお、観測地点は都市化の影響が比較的小さい網走、山形、彦根など13地点です。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/05/98_nettaiya.pdf

これのグラフをみると、全国の熱帯夜の年間日数は明らかに増加していることが見て取れます。… 続きを読む

【豆知識】伝統野菜のCO2削減効果(加賀野菜)


 2回ほど中断していましたが、再びフード・マイレージ指標を活用した輸送に伴う二酸化炭素排出量の削減効果についてのケーススタディを紹介します。
 長距離輸送された大量の輸入食料に依存している私たちの食生活は、その輸送に伴って大量の二酸化炭素(CO2)を排出することで、地球環境に相当の負荷を与えています。
 地産地消の取組みは、輸送に伴う二酸化炭素排出量を削減するという意味でも有意義なものであり、フード・マイレージ指標を用いることによって、その効果を定量的に把握することができます。

リンク先の図97の写真は、加賀野菜等(源助大根、金沢春菊、能登豚等)を用いた献立です。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/05/97_kaga.pdf続きを読む

【豆知識】回復していない福島産米の価格


 東日本大震災と原発事故から7年以上が経過し、多くの人の関心が薄れつつあるなかで、福島県産農水産物に対するいわゆる「風評」被害は現在も解消されていません。
 その状況は品目等によって千差万別なのですが、ここでは特に米の価格に着目します。

リンク先の図96は、福島県産コシヒカリの相対(あいたい)取引価格の推移を示したものです。なお、相対取引価格とは、全国の出荷団体等と卸売業者間の取引価格です。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/04/96_aitai.pdf

これによると、震災前は全国全銘柄平均とほぼ同水準にあった中通り、浜通り地方のコシヒカリの相対価格(全国全銘柄平均=100)は、2011年以降、大きく低下したことが分かります。その後、最近は上昇しているものの、特に浜通り産については震災前の水準にまで回復したとは言えません。… 続きを読む

【豆知識】神社等の数の比較


 日本には、神社やお寺がたくさんあります。
 文化庁「宗教統計調査」によると、2015年12月31日時点における神社の数は全国で81,158、寺院の数は77,256となっています(添付先の図95)。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/04/95_jinja.pdf

これがどれほど多いかというと、例えば全国の小学校の数は20,313、中学校が10,404。郵便局の数が20,074となっており、神社やお寺はこれらの4~8倍ほどもあるのです。
 さらに、最近はどこにでもある(イメージの)コンビニエンスストアの数は全国で54,501ですので、やはり神社やお寺の方が多いのです。… 続きを読む

【豆知識】地産地消のCO2削減効果(学校給食)


 今回は、地産地消の取組が有する輸送に伴う二酸化炭素の削減効果について、事例に則して紹介します。
 地産地消の取組み(なるべく近くでとれたものを食べる)は、消費者サイドには新鮮で安価な食材の入手や「顔の見える関係」による安心感の確保、生産者サイドには少量多品種生産でも現金収入が得られ地域の活性化にもつながる等のメリットがありますが、さらに、輸送に伴う環境負荷を削減する面でも有益です。

この効果は、フード・マイレージの考え方を応用すると簡単に定量的に試算することができます。
 今回、取り上げるのは学校給食の事例です。近年、食育の一環としても、学校給食に地元産の食材を活用する取組みが盛んになっています。

埼玉県下のある中学校(生徒数約 … 続きを読む

【豆知識】 食料輸送に伴う二酸化炭素排出量の推計


 これまで数回にわたって紹介してきた日本の輸入食料のフード・マイレージの大きさに表れているとおり、私たちの食は、遠隔地から輸入した大量の食料により成り立っています。

(例:輸入食料のフード・マイレージ(総量)の国際比較)
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/01/89_FM.pdf
 遠隔地からの大量の食料輸入は、その輸送の過程で二酸化炭素を排出し、地球環境に負荷を与えています。今回は、その大きさの定量的な把握を試みます。

まず、日本国内における食料輸送(輸入食料の国内輸送分を含む。)に伴い排出される二酸化炭素の量は、部門別の二酸化炭素排出量、国内の貨物流動量に占める食料のシェア等から試算すると、約900万トンと試算されます(リンク先の図 … 続きを読む

【豆知識】主要4品目のフード・マイレージの長期的推移


 これまで3回にわたり、日本の輸入食料のフード・マイレージを紹介するなかで、近年は縮小していることを紹介しました(ただし輸入量は減、平均輸送距離はやや長距離化)。
 (総量)
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/01/89_FM.pdf

(1人当たり)
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/01/90_FM2.pdf続きを読む

【豆知識】輸入食料のフード・マイレージ(1人当たり)

前号では、日本の輸入食料のフード・マイレージの総量が韓国・アメリカの約3倍、イギリス・ドイツの約5倍、フランスの約9倍という水準に相当すること、近年は穀物等の国際価格高騰の状況を反映して若干縮小している状況等を紹介しました(リンク先の図89)。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/01/89_FM.pdf

今号では、1人当たりのフード・マイレージについて紹介します。
 フード・マイレージとは国全体の輸入量に輸送距離を掛け合わせた指標であるため、その総量は国の人口や経済規模に大きく左右されます。そこで、フード・マイレージを人口で割って1人当たりのフード・マイレージをみたものが、リンク先の図90です。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/01/90_FM2.pdf続きを読む

【豆知識】日本の輸入食料のフード・マイレージは、やや縮小も・・・


 フード・マイレージとは、食料の輸送量に輸送距離をかけ合わせた指標です。
 日本の輸入食料のフード・マイレージを最初に試算した時(2001年)、その数値は9,002億t・km(トン・キロメートル)でした。
 これは韓国・アメリカの約3倍、イギリス・ドイツの約5倍、フランスの約9倍という水準に相当し、日本は、大量の輸入食料を長距離輸送する過程で大量の二酸化炭素を排出し、地球環境に負荷を与えている状況を示唆するものでした。

今回、日本の数値を更新したところ、2010年には8,669億t・km、2016年には8,413億t・kmへと、2001年に比べて、それぞれ3.7%、6.5%縮小していることが明らかとなりました(リンク先の図89)。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/01/89_FM.pdf続きを読む

【豆知識】年中行事として「お節料理を食べた」人は過去最低


 お正月の料理といえば、お節。これについて注目される調査結果があります。

博報堂生活総合研究所は、1992年から隔年で生活者の意識調査を実施しています。同じ質問を繰り返し投げ掛けることにより、その回答の変化を定点観測できるというものです。
 その内容は暮らし向き、衣・食・住、遊び・学び・働き、日本の行方、地球環境など幅広いものを含んでいますが、「02暮らし向き」なかに「1年以内にした年中行事は何ですか?」という質問があります。

注目されるのは「お節料理を食べる」と答えた人の割合です。
 1992年には86.6%であったのが、ほぼ一貫して低下しており、2016年には70.9%となりました。調査開始以来、最低の水準です(リンク先の図88)。… 続きを読む

【豆知識】2017年の振り返り

食や農に関連して、特に私たち消費者にちょっと役に立つ、あるいは考えるヒントになるようなデータのかけらを、毎回一つずつ、コツコツと紹介してきました。
 コンテンツは、以下のリンク先にまとめて掲載してあります。
 http://food-mileage.jp/category/mame/

(No.110)5人に4人が『食料品の値上がりが家計に影響』
 (No.111)低成長の中での格差拡大… 続きを読む

【豆知識】世界各国の森林率

国際連合食糧農業機関(FAO)のデータを基にした集計によると、世界主な国[注]の土地面積(河川、湖等を除く)の合計は約1億3千万平方km。うち森林の面積は約4千平方km、土地面積に占める割合(森林率)は30.6%となっています。
 この森林率を比較したグラフがリンク先の図です。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2017/12/87_sinrinritu.pdf

これによると、森林率が最も高いのはフィンランドの73.1%で、次いで日本の68.5%となっています(3位はスウェーデンの68.4%)。その他の国は、ブラジルが60%近く、インドネシアやロシアが50%前後、アメリカ、カナダ、ドイツ、フランス等が30%台、オーストラリアやイギリスは10%台となっています。

このように、日本は世界でも有数の森林国なのです。… 続きを読む