【豆知識】福島・双葉郡の人口推移

間もなく東日本大震災から丸8年。この間、日本や被災地の人口はどのように推移しているでしょうか。
 リンク先の図115は、住民基本台帳に基づく人口の推移をみたものです(2010年3月=100)。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/03/116_jinkou.pdf

これによると、日本全体の人口(日本人)は2018年には1.5%減少しているなかで、東京都は4%増加しています。同じ大都市圏でも、愛知県は1.1%増にとどまり、大阪府は0.6%減少していることと比べても、東京都の人口増は顕著です。

一方、東日本大震災で大きく被災した3県についてみると、宮城県は1.6%減と、日本平均とほぼ同様の減少率となっていますが、岩手県は6.5%減、福島県は7.1%減と、大きく減少しています。… 続きを読む

【豆知識】おにぎりとサンドイッチへの支出額の比較


 食の外部化・簡便化が進むなか、家計における調理食品(いわゆる「中食」)への支出額も増加しています。
 リンク先の図115は、調理食品の内、おにぎりとサンドイッチのへの支出が苦を年階級別、地域別に図示したものです。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/02/115_onigiri.pdf

これによると、2人以上世帯における1ヶ月のおにぎり(赤飯等を含む。)への支出額は4,500円と、サンドイッチ(ホットドッグ等を含む。)への支出額(5,353円)に対して84%となっています(2018年)。

この状況を都市階級別にみると、おにぎり、サンドイッチへの支出額ともに大都市から小都市・町村に向けて減少していますが、両者の差は次第に縮小することが分かります。… 続きを読む

【豆知識】食品ロスの発生場所

一昨日は節分、今年も残念なニュースが伝えられました。すっかり年中行事となった恵方巻ですが、今年も大量の売れ残りが出て廃棄されたというのです。今回は日本の食品ロスの現状について概観します。
 リンク先の図114は、食品廃棄物と食品ロスの発生量(2015年推計)を発生場所別にみたものです。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/02/114_loss.pdf

全体の長方形の面積が、日本における食品廃棄物の発生量を表しています。合計で2,842万トンとなっていますが、全体の約7割(1,653万トン)は食品製造業において発生していることが分かります。
 ただし、これはリサイクルされる有価物や食べられない部分も含んだ数値です。これらを除いた、本来食べられるのに捨てられている食品のことを「食品ロス」と呼びます。… 続きを読む

【豆知識】食事の楽しさと食行動との関連

食事の楽しさは、食に関わる行動と関連しています。
 山梨県都留市内の全公立小学校8校の小学校4・5・6年生児童及び全公立中学校3校の生徒を対象とした研究では、食事の楽しさ(いつも楽しく食事しているかどうか)と、食行動の有無との関連が明らかにされています。

これによると、ほぼ毎日、夕食を共食している児童・生徒のうち73.2%が「いつも楽しく食事している(○)」とし、26.7%が「そうでない(×)」(○-×のポイント差46.3)となっているのに対し、ほぼ毎日、夕食を共食していない児童・生徒では53.2%が○、46.8%が×(ポイント差6.5)となっています(リンク先の図113参照)。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/01/113_tanosisa.pdf

また、食卓での会話については、ある児童・生徒はポイント差54.1に対して食卓での会話がない児童・生徒は26.3となっており、ほぼ毎日、食事作りを手伝う児童・生徒は47.5に対してそうではない児童・生徒は30.9等となっています。… 続きを読む

【豆知識】福島県を訪れる観光客数の推移

リンク先の図111 は、福島県内の観光地を訪れる観光客の人数(入込客数、宿泊客と日帰り客の計)の推移を示したものです。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/12/111_f_kanko.pdf

これによると、2005年以降、観光客数は緩やかに増加し、2010年には5,713万人となりましたが、東日本大震災の発生と東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響により、2011年には3,521人と4割近く減少しました。
 福島県では観光業も大きな打撃を受けたのです。… 続きを読む

【豆知識】現代高校生の朝ごはん

日本における米の消費量は長期的に減少を続けています。
 年間1人当たり消費量は、戦後のピークであった1962年の118kgから2018年には54.4kgと、半分以下になっています。全国ベースでみると、毎年8万トンずつ需要量が減少しているのです。

そのようななか、若い世代に「ご飯」回帰が進んでいる可能性を示す興味深い調査結果があります。
 農林中央金庫では、各世代を対象に食に関する調査を継続して実施していますが、2017年には高校生を対象に、“食”に関する意識と実態を探るための調査を実施しました。調査対象は東京近郊の400人(男女各200人)です。
 また、同様の調査は2006年、2012年にも実施されていることから、この間の意識の変化を探ることもできます。… 続きを読む

【豆知識】福島県における漁獲量の推移

福島県沖は、親潮と黒潮がぶつかる海域(潮目)であるため豊かな漁場が形成され、そこで獲れる海産物は“常磐もの”と呼ばれ、市場でも高い評価を受けていました。
 ところが、東日本大震災の津波により港湾が被災したことに加え、東京電力福島第一原発の事故により、福島県の漁獲量は大きく減少しています。

リンク先の図109の赤い折れ線グラフは、福島県における海面漁業の漁獲量の推移を示したものです。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/11/109_gyokaku.pdf

これによると、震災前の2010年には約7.9万トンあった漁獲量は2015年には約4.8万トンへと6割の水準にまで落ち込んでいることが分かります。 … 続きを読む

【豆知識】トーフ・マイレージ

地産地消は、食料の輸送距離を縮めることによって、その輸送に伴う環境負荷(CO2排出量)を削減することができる取組みですが、その削減効果は、フード・マイレージ指標(食料の輸送量×輸送距離)を用いることで簡単に定量的に計測することができます。
 リンク先の図表は、埼玉・小川町における豆腐についてのケーススタディ(トーフ・マイレージ)の結果です。

 フェスの会場(埼玉元気プラザ)で1丁の豆腐を作るものとします。
 1丁の豆腐には112gの原料大豆が必要ですが、地元(小川町下里)産の大豆を使用した場合(ケース1)の輸送距離は … 続きを読む

【豆知識】農業体験における指導者の重要性

農林漁業に関する体験活動は、食に対する感謝の念を深める等の効果があります。
 2016年度食育白書によると、本人または家族が農林漁業体験を経験した者の割合は30.6%で、「自然の恩恵や生産者への感謝を感じられるようになった」等の効果があったことが明らかとなっています。

また、体験の際に生産者等(農林漁業に携わる者)から直接、指導を受けた人は83.0%となっています。
 リンク先の図107は、農林漁業体験の効果(体験したことによる変化等)について、生産者等による指導の有無別に表したものです。
  http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/10/107_sidou.pdf続きを読む

【豆知識】明治時代の食生活

現代の「飽食」を嘆くあまり、江戸時代や明治時代の食生活が理想的であったとする説がありますが、実際に明治時代の食生活はどのようなものだったでしょうか。
 リンク先の図106は、1人1日当たりの供給熱量の品目別の構成比について、明治時代と現在とを比較したものです。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/09/106_meiji.pdf

 これによると、明治時代末(統計が残っている最も古い1911(明治44)~15(大正4)年平均)の1人1日当たり供給熱量は2,124kcalでしたが、これが現在(2015(平成27)年)には 2,416kcal … 続きを読む

【豆知識】1人当たり米収穫量の長期推移

前号では、日本における水稲収穫量の長期的な推移を紹介しました(リンク先の図104の橙色の折れ線)。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/08/104_kome.pdf

1933年頃までは収穫量は順調に増加しましたが、戦争の影響により伸び悩むようになり、終戦の年の1945年には一気に落ち込みました。戦後に入ると一転して増加しますが1967年にはピークを迎え、その後は生産調整が実施されるようになったこと等により右肩下がりで推移しています。

一方、日本の人口はこの間ほぼ一貫して(1945年を除いて)増加し、2009年には 1883年の … 続きを読む

【豆知識】米収穫量の長期推移


 今年は明治150年。150年前に近代国家としての歩みを始めた日本ですが、その半ば以上は食糧が十分に供給された時代ではありませんでした。

1918(大正7)年に富山県から始まった米騒動は、瞬く間に全国に広がり、社会に大きな影響を与えました。
 また、太平洋戦争の戦中・戦後は深刻な食糧不足に直面し、多数の銭死者を出すとともに、子どもの成長にも大きな悪影響を及ぼしました(このことについては前号で紹介)。
 国民に食糧を安定的に供給することが、国家の最重要課題だった時代が長く続いたのです。

食糧の中心には、一貫して米が位置づけられていました(異論もありますが)。… 続きを読む

【豆知識】14歳児童の平均身長・体重の推移

先の大戦は国民生活に様々な深刻な影響(困窮)を与えましたが、その一つが食糧不足でした。その影響は、育ち盛りの児童の体格の統計結果に象徴的に表れています。

文部科学省(旧文部省)のホームページには、1900(明治33)年度以降の児童の平均身長・体重が年齢別に掲載されています(1920年及び1940~47年は欠落)。

リンク先の図103 は、このうち14歳の男女の平均身長及び平均体重の推移を示したものです。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/08/103_taikaku.pdf続きを読む