飾り巻き寿司教室~夏の食べ物編(@なみへい)

2018年8月25日(土)の午後は東京・神田へ。猛暑がぶり返してきました。

全国うまいもの交流サロン・なみへいは、飲食店としての夜の営業は終了しましたが(ランチを始められたようです)、なみへい応援団の方などが主催する各種イベント等が、随時、行われています。

この日14時から開催されたのは「やはためいこ飾り巻き寿司教室~夏の食べ物編~」と題するイベント。

主催者の八幡名子さん(映像作家)は、巻寿司大使、JSIA 認定飾り巻き寿司1級インストラクターの資格をお持ちで、地元・八王子野菜を盛り上げる活動にも積極的に取り組んでおられる方。
 7月に大雨被害を受けた広島・呉に何度かボランティアにも入られており、前々日に帰京され たばかりとのこと。

この日の参加者は、小学生の兄弟も含めて10名ほど。
 食材は全てめいこさんが準備して下さっています。ご飯(お米)と海苔は、広島から持って帰られたものとのこと。

この日の飾り巻き寿司のテーマは子ども達にも人気の夏の食べものということで、最初は「スイカ」です。

トマトで色と風味を付たご飯を、1人(1本)分ずつ分けておきます。
 海苔は表、裏に気をつけながら二等分。これを巻き簾(まきす。これにも表裏あり)に置き、あらかじめ1人(1本)分ずつ小分けされていた白いご飯を薄く拡げます(スイカの皮近くの白い部分)。

次に、トマトで色と風味付けしたご飯(果実の部分)を載せて伸ばし、さらに俵状に丸めた赤いご版を中央に置き、巻いておきます(①)。

さらに、もう1枚(1/2)の海苔には茹でたホウレンソウを薄く伸ばし(スイカの皮の部分)、この中央に①を置いて巻き、巻き簾の上で転がすようにして形を整えて出来上がり!

子ども達も頑張りました。

切ると、色鮮やかなスイカが表れました。
 最後に、竹串で黒ゴマ(種)をあしらって完成。
 試食は帰宅してからのお楽しみにして、タッパーにしまいます。

休憩後の後半は、さらに複雑な「かき氷」に挑戦。
 ご飯は黒(ゆかりと黒ゴマ)、黄(サフランとマヨネーズ)、青(植物性の色素)の3種類を準備。

まずは4分の1の大きさの海苔で黒いご飯を細い三角形に巻きます。
 それを半分の大きさの海苔の真ん中に置き、両側に黒いご飯を盛りつけ(幅は 6cm)、平らな形に整えます。その上に、同じ大きさに海苔で巻いた長方形のご飯を載せます。
 これが、かき氷の台座(お皿)になります。

さらに、もう一枚の海苔にお皿を載せ、その上に黄色い(または青の)ご飯を盛りつけます。
 この時に、オクラ、ヤングコーン、人参、枝豆等を、切り口を想像しながら、お好みで理め込みます。

ドーム状になるように形を整えながら、手で包みこむようにして全体を巻いていきます。海苔が離れないように、必要に応じてご飯粒を糊代わりに使います。

そして完成。
 形は少々いびつになりましたが、切ってみると、鮮やかな黄色いご飯の中に緑の星や赤い飾りが見えて、綺麗に仕上がりました。
 オクラの星型など、自然の造形に改めて感謝。

他の方々と見比べつつ(男性も含めて、皆さんお上手!)、全員で記念撮影。これもタッパーに入れて持ち帰りです。
 最後に、めいこさんが作られた広島菜の細巻き(「江波巻き」というそうです。)をご馳走になりました。

この間、なみへいオーナー・店長の川野さん母子がサポートして下さいました。

めいこさんが飾り巻き寿司作りを始められたのは、伝統野菜や生産者の方の思いを知り、せっかくなら見た目にも楽しい食べ物にして広めたいと思ったからだそうです。

そのような思いも巻き込む「飾り巻き寿司教室」、第2弾以降も計画されているとのこと。