2019年は台風の「当たり年」。
15号、19号の被害に続き、10月25日(金)は、日本列島の東方海上を北上する台風21号の影響により、朝から強い雨となりました。
普段はほとんど水が流れていない自宅近くの小河川も、まさに激流状態です。
その日の夕方は、少し職場を早退して東京・山手線のJR大崎駅へ。
南改札を出てすぐの夢さん橋で、この日から2日間、「新しいマルシェ~ポケマル収穫祭~」が開催されています。
だいぶ弱まりましたが、まだ強い雨が落ちています。
その中で、幟を抱えたポケマル代表の高橋博之さんが、通行する人に「生産者の方たちによる直売ですよ」等と大きな声を掛けておられました。
「世なおしは、食なおし。」を旗印に「日本食べる通信リーグ」を創設され、『都市と地方をかき混ぜる』(2016.8、光文社新書)等のご著書もある方です。
ポケットマルシェ(ポケマル)とは、全国の農家・漁師等の生産者と会話しながら食材を買えるスマホアプリ。
単なるネット通販とは異なり、生産者と消費者が双方向で交流できるという特徴があります。消費者は購入した商品ついての感想等を投稿でき、生産者からの返信もアプリに掲載されます。
そのポケマルの初めての試みとして、全国から多くの生産者が集まり、消費者と直接交流できる場として、大型マルシェが開催されたのです。
「事前ポケマル決済 → 現地受け取り」「現地ポケマル決済 → 自宅受取り」といったユニークな試みもあります。
この日は生憎の大雨と強風で、到着できない生産者の方もおられ、テントの数も当初の予定より縮小されたとのこと。
それでも参加された生産者の方達は、雨が落ちる中、通行する人たちに声を掛けてれました。試食も多く準備して下さっており、多くの方が足を止めておられました。
ポケマルとは別に、東京・神田のなみへいさんもブースを出されていました(ここにも川野さんが出没! 立派な栗を求めさせて頂きました)。
ポケマルでは、事前決済も利用して、生落花生(おおまさり、千葉・小山さん)、れんこん(茨城・栗又さん)、ミニトマト(山梨・功刀さん)、スイートポテト(茨城・野原さん)等を求めさせて頂きました。
待望のポケマルグッズ第1号(だそうです)、素敵なマルシェバッグを頂くこともできました。
日本の各地には、移住・新規就農された方を含め、志を持った生産者の方達がたくさんおられます。品質を重視し、生産者を応援したいという消費者も増えています。
しかし、多くの場合、その両者はつながることなく分断されているのが、現在の日本の食品流通の課題です。ポケマルは、その難しい課題を解決するための1つの有力なツールになり得るものです。
ポケマル収穫祭は、本日(26日(土))も12時から19時まで、東京・大崎で開催されています(好天に恵まれました!)。
ご関心のある方、近くに行かれる方は、ぜひ顔を出してみて下さい。