【ブログ】近隣の公園歩きなど

自粛気味だった外食も少しずつ復活。街には人出も増えてきました。
 2020年9月30日(水)の帰りは新宿で寄り道。紀伊国屋の裏あたり、再開発中の一画に素敵なテラスレストランができていました。ここが「バスあいのり 3丁目テラス

 高速バスの空きトランクで各地の食材を輸送し、地方と都市、生産者と生活者をつなぐのがコンセプトとのこと。

風が気持ちのいい2回のテラス席で、高知わら焼きカツオのサラダ、岩手産牛肉や広島産豚肉のバーベキュー、八ヶ岳高原の鹿肉カレーなどを頂きました。いずれも美味。
 ちなみにお皿は紙製です。

階下のスペースではファッション関係のトークショーが開催されていましたが、大きなスクリーンを使った生産者との交流イベント等も開催されているそうです。
 コロナ禍で需要が減った高速バスと地域の食材を結びつけようという取組み。地域と都会をつなぐ新しくおしゃれなチャンネルの出現に注目です。

 先日、日経BP社さんが新刊の井出留美さん著『あるものでまかなう生活』を送ってきて下さいました。事前に拙ウェブサイト経由でフード・マイレージの引用許可の依頼があったものです。
 もとより出典を明記して下されば引用等は自由なのですが、このように丁寧に対応して頂けるのは嬉しいことです。本の内容そのものも興味深いものです。
 有難うございました。

ところで先日、島田潤一郎さんの 『古くてあたらしい仕事』を読み(奥沢ブッククラブで紹介があった本)、面白くて、島田さんが立ち上げられた夏葉社の本を数冊、読んでみました。
 その1冊、『親子の時間-庄野潤三小説撰集』の中に、河上徹太郎氏と家族ぐるみで交際する中、いかにも楽しそうに山歩きをする場面が出てきます(舞台は川崎市柿生辺り)。

 そこで、これも自粛気味だったのですが、近郊の公園などを訪ねることに。
 狭山公園(東京・東大和市)は、自宅から自転車道を経由して自転車で30分ほど。広々とした多摩湖(村山貯水池)は1927(昭和2)年完成の人造湖です。

広い芝生には小さな子どもなど家族連れの姿も。
 堰堤の下にある静かな宅部池(やけべいけ)の周辺には遊歩道がめぐらされ、ススキの穂が風になびいていました。

続いて10月5日(月)には八国山緑地へ。ここは自転車で20分ほど。
 東京・東村山市と埼玉・所沢市にまたがる狭山丘陵の東端に当たり、『となりのトトロ』の舞台としても著名です。

 林のなかを登ると、気持ちのいい尾根道に出ます。狭山公園もそうでしたが、ここにも「距離を取るように」等の感染予防の看板が出ています。

将軍塚は、新田義貞が鎌倉攻めの際に陣を構えたとされる場所。山裾には久米川合戦(1333年)跡の碑もあります。

 金木星、彼岸花などが満開です(紫の花の名前、どなたか教えて下さい)。
 コロナ禍の下でも、季節は着実に移っていました。

危うく踏みそうになったセンチコガネの仲間、全身に秋の陽を浴びるヤマトシジミ。
 林の中にあるふたつ池は、水田用のため池だそうです。

麓に広がる北山公園(菖蒲の名所として有名ですが、6月の菖蒲まつりは中止となりました)では、稲刈り作業の真っ最中。
 多摩北部では珍しい水田の光景です。

さらに山歩きをしたい気持ちが募りました。
 とはいえ、もともとハイキング程度のものですが。