【ブログ】2023年 GW直前あれこれ

2023年のゴールデンウィーク直前。夏日があると思うと、一転して肌寒い日も。
 4月23日(日)は、妻の友人が参加しているオーケストラの演奏会。東京・池袋の東京芸術劇場の大ホールは満席。熱のこもったドボルザークと、透明なスケール感あるドビュッシー。
 終了後は、青森料理店で美味しい地酒など。辰巳が延長11回にサヨナラ打。

24日(月)。
 近所の医療センターの敷地内に残された平地林のなかでは、キンラン、ギンランが満開です。地元の方々の保存活動のおかげで、今年も見事な花を楽しむことができました。

その後は、自宅近くに一画を借りている市民農園で夏野菜の植え付け。トマト、きゅうり、ナス、エンドウ豆、それにスイカ。
 先週、播種した枝豆は芽を出していました。

当日の夜は、大切な友人たちと久しぶりに歌舞伎町のバーへ。
 オーナーの逢坂泰精さんはシンガーでもあり、久しぶりに『くも』を聴かせて頂きました。奈良少年刑務所の受刑者の詩をモチーフにしたもの。日本の歌の中で私が一番好きなものです(逢坂さんのHPで聴くことができます)。

この日、偶然お目に掛かったのが、絵本作家/イラストレーター/似顔絵師の遠藤さやえんどうさん。
 遠藤さんの似顔絵の展示会が開催されており、ご本人もいらっしゃっていたのです。
 『じゃがいもぼしとぼく』は、哲学的ともいえる不思議な内容。宇宙から始まり、最後はカレーライスのお皿(お代わり!)。その場でネット購入させて頂きました。

実際に出歩くことでしか得られない、計算ずくではない、偶然の出会い・人との関わり。ネットなどバーチャルでは体験できない貴重なものです。
 哲学者・東浩紀氏の「誤配」という言葉を連想しました。

4月25日(火)19時からは、JA世田谷区目黒ファーマーズセンターで開催された「農あるまちづくり講座 in 世田谷」の第4回講座に参加(越境入学、長距離通学!)。
 この日は労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団の方からの報告。
 現在、世界では約12億人が協同組合に参加してること、失業対策から始まった日本の協働労働40年の歴史、協働労働組合法の概要、全国における設立・登記状況(36団体)等について説明がありました。

 後半は3グループに分かれてのワークショップ。私の参加したグループでは、農業分野(特に都市農地の保全)への労働協同組合の活用方法等について議論が行われました。
 蔦谷栄一先生からは、労働者協同組合はコミュニティづくりに密着しているという特徴があるとのアドバイスも。

4月27日(木)、お世話になっている方から写真集がを送られてきました。『「いのち」を生きる-小林芳正作品集』です。
 福島・熱塩加納村(現喜多方市)で長年にわたり有機農業に尽力され、カメラを愛した故・小林さんが遺された写真を、有志の方々がまとめて刊行されたのだそうです。
 写真を拝見していると、有機農業は「人」あるいは「人と人との間の関係性」によって成り立つもので、地域を支えて来られてきた様子が伺えます。

写真は戎谷徹也さん(フルーツバスケット)のブログより。

テレワーク終了後は、原子力市民委員会(CCNE)連続オンライントークを途中から視聴。
 60年を超える原発の運転延長を可能にするGX法案が衆議院を通過したこの日、池内了さん(名古屋大学名誉教授)からは「満身創痍の原子力基本法」と題して、原子力基本法は原発利用推進法に貶められた、「束ね法」は「手抜き民主主義」に過ぎない等の報告。
 武藤類子さんからは「被害者の犠牲を踏みにじる暴挙で悲しい」との言葉も。

さて、同日付の『日刊アグリリサーチ』(農業情報調査会)にコラムを投稿させて頂きました。
 読みにくい文章を編集の方が分かりやすく添削して下さいましたので、よろしかったらご笑覧下さい。

間もなく、2023年のゴールデンウィークが到来。
 コロナ禍も落ち着き(感染者数の拡大の兆しはあるものの)、久々に人出も多くなるとの予想。私は前半・後半と2回に分けて、福島の浜通りと会津地方を訪ねる予定です。