「食と農の市民談話会」の開催でもお世話になった市民科学研究室(市民研)は、リビングサイエンスという概念を手がかりに「生活者にとってよりよい科学技術とは」を考え、そのアイデアの実現を目指す、市民・生活者に寄り添ったNPO法人です。
その市民研が当面予定している講座等をご案内します。
詳細・申し込みについては、いずれも市民研にお問合せください(それぞれのリンク先、パンフレットを参照)。
1 「自分で調べる技術 ワークショップ」申し込み受付中
岩波新書『実践 自分で調べる技術』(現在6刷)は、市民や大学生の「調べる」力を本格的に高めるためのノウハウを分かりやすくまとめた本です。
この共著者の一人である上田昌文さん(市民研代表)が、各地の住民グループ、NPO、学校・大学の授業、図書館・公民館の講座などへ赴き、調べる技術の第1歩を身につけるためのワークショップを実施します。
無料出前受付中です。
2 市民科学者育成塾(2024年6月開講)の受講生を募集しています
科学技術の発展の陰で起こっている様々な問題の現場をよく知り、市民と手を携えて解決を探っていく市民科学者を育成するための塾です。
座学(自分で調べる技術ワークショップ)と現地体験からなる1年間のプログラムで、通年での受講が原則となっています。
座学は毎月第1土曜日の夕方2時間程度、市民研事務室(東京・湯島)で開講します。
3 土曜講座2024のご案内
複雑な社会問題の解決のためには、市民が主体となった調査活動が重要です。
その調査力を身に着けるための学びの場として、5つのテーマ(自分で調べる技術(上記育成塾の座学と同じ内容)、生活と科学技術−問題解決のための見取り図、統計学、情報技術、自分で作る技術)のワークショップを、それぞれ年10回開催します(毎週土曜日夕方、市民研事務室)。単独回のみの参加も可能です。
4 食の総合科学研究会が活動中です
市民科学研究室では、現在、6つの研究会が活動中です。
これらのうち中田が参加している食の総合科学研究会は、5月7日(火)午前中に第2回定例会(読書会)を開催する予定です。テキストは多くの知見と刺激的な内容に富む真田純子『風景をつくるごはん』です。
会員以外の方の「お試し」参加も可能です(3回以上続けて参加する場合は会員登録が必要となります)。
【中田が担当した部分の説明資料はこちら】
科学技術が発展し社会が複雑化するなか、市民科学(市民の、市民による、市民のための科学)はますます重要なものとなっています。その担い手は、私たち一人ひとりの市民です。
以上、関心を持たれた講座等があれば、ぜひ、市民研に問い合わせてみてください。