2013年4月13日(土)、山梨・さいはらから戻ると、ネット注文していた種が野口種苗研究所から届いていました。
昨年、8年間利用していた市民農園の抽選に外れ、農作業から縁遠い1年間を過ごしたのですが、今年度は無事に抽選をクリアしました。
そこで今年は、以前のようにホームセンターや園芸店で苗を買ってくるのではなく、種から栽培することにし、さらに、在来種にも挑戦しようと思ったのです。
14日(日)は、風はやや強いものの好天です。
午前10時頃に畑に出ました。お借りしている区画は、まだ端の方にジャガイモを少し植えてあるだけで、ほとんどは更地のままです。
共用のクワを借りてきて耕やすことから始めました。前に借りていた方はジャガイモを植えていたらしく、取り残されたイモが出てきました。
溝を掘り、堆肥と化学肥料、石灰を入れて、そこに土寄せして畝を立てます。スイートコーンを植える部分にはマルチをかけました。
マルチ掛けは、ゆがんだり曲がったり、いつまでも本当に下手くそで写真を載せるのも恥ずかしい。
強い風にマルチが煽られそうです。
ナスやキュウリの種は軽くて小さく、飛ばされそうです。
はかないような種の中に生命が詰まっていることを思うと、改めて驚きを覚えます。
午前中の2時間位の作業で、市販のスイートコーンと枝豆、ささげと、野口種苗研究所から届いた相模半白キュウリ、長岡巾着ナス、ステラミニトマトの播種を終えました。
水をかけて、この日の作業は終了。
普段の運動不足がたたり、ここまでで限界です。身体の節々が痛くなる予感で一杯です。
区画は、まだ半分以上が空いています。
入手した種には、適期に早いものもあるため、追々、作業をしていく予定です。
果たして無事に作物を恵んで頂けるかどうか、楽しみな1年が始まりました。
ところで、4月13日(土)付けの日本経済新聞・土曜版「Nikkei プラス1」恒例のランキング特集は「ホテルで楽しむ優雅な朝食」。
並み居る都心の有名ホテルを抑えて、1位に支持されたのは、栃木・那須の地産地消の朝食でした。
世の中の「食」に対する価値観が変わりつつあるのかも知れません。
と、FBに投稿すると、
「鮮度のいい物が入手しにくいところで『料理』は深まった。採れたてなんて『売り』にはならない。日本人は味音痴になった」とのコメントを頂きました。
食や料理に造詣が深く、自ら料理もされる方で、おっしゃる通りではあるのですが、
「地産地消に求められているのは、鮮度だけではなく、その食材の由来や来歴、その食材の産地の物語等ではないかと。その意味で地産地消に注目しているところです」というのが、私の回答です。
むろん、地産地消だけで、現在の食が抱える多くの問題が解消するはずもありませんが、1歩ずつでも解きほぐしていくヒントにはなると思っています。
【ご参考】
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