9月17日(日)に鹿児島県に上陸した台風17号は速度を上げ、日本列島を縦断。被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。
東京地方は、翌18日(月・祝)には台風一過の青天に恵まれました。
自宅近くに一画を借りている市民農園。
福島・広野町由来の綿(コットン)の枝は大きくたわみ、東京・檜原村由来のゴマの一株が倒れていた程度で、幸いにも大きな被害はありませんでした。トンネルの中の品川カブもすくすく(そろそろ間引かないと)。
そのようななか、ニンジンに飛来するキアゲハの姿。よくみると大きく成長した幼虫が5~6頭、このままではニンジンは丸坊主必至。
ということで、慌ててホームセンターでセロリとパセリの苗を購入してベランダのプランタ(品川カブとゴーヤのあと)に植え、幼虫を4頭ほど強制移住させました。
(21日には姿は消えていました。どこかで蛹になったのかも。)
さて、20日(水)の夕方は久しぶりにご近所ラボ新橋へ。
東京・港区芝総合支所と慶應義塾大が協働して運営する「地域をつなぐ交流の場」です。
ここでは様々な「部活」やイベントが開催されていますが、毎週水曜日は「対話ラボ」の日。
そしてこの日は「対話ラボと辿る 2017年上期」(活動報告会)が開催されるというので、久しぶりに顔を出してみたのです。
みずかさんが、ご実家(石川県)のお米でおむすびを準備して下さっていました。紅ショウガ入りも(!)
前半は、きみさん(この日はなぜかコジマさんと呼ばれていました。)の司会で、参加者の自己紹介(この日は遅れてきた方も含めて13名が参加)に続いて、実施された企画の報告と質疑応答。
おむすび、Nさん持参の漬物、お菓子などをつまみながらのゆったりとした場です(ご馳走様でした)。
みずかさん主催の「対話ゼミナール-たった一つを変えるだけ」は、質問のスキルを身につける本の読書会を、ABD(アクティブ・ブック・ダイアログ)という形式で開催されているとのこと。
「夜の対話カフェ」は、毎月1回、継続されている哲学カフェ。残念ながら主催者の方は欠席でした。
「そもそも対話ラウンジ」(Nさん主催)は、常識を疑うことから始め、平和や道徳についての対話を通じて社会を変えていく試みとのこと。
「ケイティ、あらためてこんにちは」は、身近な人でも知らないことが多いことから、毎回、ゲストを決めて改めて自己紹介して頂くという企画。
主催者のおってぃさんとたかったーさんは、ゲストと誠実に向き合う(仕合う)こと、場を作っていくことで、ゲストを含め参加者の間の距離を近づけることができたという感想を述べられていました。
ケイティさんは昔のアルバムを持参して話されたそうで、本人も楽しかったとのこと。
後半は、年度下半期に向けてのアイディア出し。
対話ラボ全体の主催者・たかったー氏からは、「初めて参加してくれた人には、またきて欲しいと思うが、リピーターになる人は多くはない。この場のポテンシャルを使い切れていないという悩みもある」とのこと。
参加者がそれぞれアイディアを紙に書いて張り出し、これらに沿ってフリートーキング。
「『差の認識』が大事。一定の方向を決める必要はない。対話には結論は不要」
「この場で起こることを共有していきたいと思うが、起こしたいこことはそれぞれ違うのだから、共有が難しい面もある」
「対話をキーワードにしているが、やっていることは『場作り』ではないか」等の意見。
私も2年ほど前にはよく通っていたのですが、「その頃とあまり変わっていませんね」と失礼な感想を述べたのに対しては、
「スタート時から比べると、時間はかかっているが来てくれる人も増えて変化している」とのコメント。
一方、「イベント色が強くなっているように思う。イベントなら他の場所でもできる。自由で、誰でも気楽に来られて、何が出てくるか分からないという余地を残して欲しい」といった意見も。
3時間ほど話し合いましたが、「対話」ラボらしく方向性は明らかにはなりませんでした。しかしこれが、結論を求めない対話というものの本質(醍醐味?)かもしれません。
イベント等の情報は ご近所ラボ新橋のフェイスブックページにも掲載されますので、興味もたれた方は、ふらっと覗いてみて下さい。
それぞれモヤモヤを抱えつつも、ご近所の中華料理店へ。
気のおけない方達と、心安らぐ楽しい時間を過ごさせて頂きました。気がつくと終電間近!