2017年9月28日(木)は前夜から雨模様。
久しぶりに東京・西日暮里の from a & e [フロマエカフェ] へ。19時前、すっかり暗くなっていました。
2006年から続く「東京朝市・アースデイマーケット」に出展された生産者方の野菜等を頂くことができ、産地(田畑)に行くきっかけ作りの場ともなっています。
その名の由来はウェブサイトによると、
from Alternative & Ethical trade…
「生産者」と「“生”費者」の生かし合う関係から
from Air & Earth…
うつくしい空気と大地から届けられる食材を選び
from Agriculture & Energy…
農業やエネルギーを大切にするお店として
from Art & Education…
表現の自由と、社会を学ぶための拠り所。
そして、向かいはお風呂屋さん(銭湯)なので「フロマエ」。
建物や内装は、環境に配慮した心地よい空間です。テーブル等には東京産の木材も使用されています。
一画には直売スペースもあります。
奥のスペースはギャラリーになっています。
コーヒーを淹れている時の幸せな表情をテーマにした写真とdrawingが展示されていました。
この日は、ギャラリーの出展者やお客様向けに珍しく夜も営業されるというので、足を運んでみたのです。
食事は「はたけのお皿」から。
オーナーのイトウトモさん達が、アースデイマーケットや週末農風(週末の援農と農業体験)の活動を通じて、直接お付き合いのある「顔のみえる」生産者さんからの直送野菜等を、シェフの方がお洒落に仕立てて下さっています。
それに「畑の肉」のトマトソース煮。原料は大豆だそうです。
飲みものは、ハートランドビールに続いて寺田本家(千葉・神崎町)の香取など。精米歩合は80~90%とほとんど玄米のお酒で、独特の風味とコクがあります。
アイガモ米を100%使った「笑鴨(わらいかも)」という純米酒も頂きました(田村農園、茨城・行方市)。こちらはスッキリとした呑み口です。
帰り際、お店の一画の直売コーナーへ。野菜、加工品、手作りケーキなど。
いずれも、「素性」がしっかりしたものばかりです。
食べものの「素性」を明らかにして伝えていくために、JAS法に基づく品質表示基準などが定められています。しかし、直接、顔を合わせる以上の「品質保証」はありません。
それを体現していたフロマエカフェですが、残念ながら、10月22日(日)で閉店することとなったそうです。
残り少ない時間ですが、10月6日(金)には「立呑み屋ふろまえ~寺田本家さんの蔵出し香取仕入れました!」、
10日(火)には「捏ねずに簡単パン教室」、15日(日)には「週末農風交流会☆活動のこれまでとこれから」等のイベントが目白押し。
私も閉店までに、もう何回か足を運びたいと思っています。